「Demon Lemon」
架空のCDジャケットを作った。
昨年、自粛期間に入り部屋から出れず自分とたくさん向き合っていた時間の中で音楽活動ができなくなり、大きな穴が出現。
私はドラマーなので今まで作曲に触れる機会がなかなかなかったのです。そこでさらに危険を感じた。
さあ、どうしよう。
詩や言葉などは書きためていたりはしたが音をつけるというのはなんて難しいんだ。
GarageBandという作曲ソフトをいじってみる。
お話はある。
ではとにかくリズムに合わせて言葉を入れてみよう。
奇跡的にリズムに収まった。なんとなく生活音、ヒョロヒョロした音、口笛、声を入れたり重ねてみよう。
なんとなく曲というものが完成した。
初めての出来事だ。フレーズのみではなく、なんとなく完走できたのだ。
自分で聞いてみても不思議だ。
少し怪しく不気味な曲ではある。
だけど形ができてしまうと嬉しくて嬉しくて。
そんな出来事があり、
その後は音を作ることに少しはまった。
少し時間が経ち、あの時作った曲のことを思い出した。
世に公開するつもりは恥ずかしくて恥ずかしくて今のところはないが、架空のCDとしてジャケットのデザインだけ作ったんです。
当時からタイトルはあった。「Demon Lemon」
どんな曲なのか少しだけ説明をすると、
存在しているのか、していないのか、
妄想の中を行き来する。
私も、架空の君も透明人間かもしれない。
本当に実在しているとするならば素晴らしい。
それと同時に私の夢と現実の境目がなくなり"我"がちゃんと存在できるのか?
青に、夜に溶けて消えてしまうんだろうな。
妄想の中だから冗談が通じる、だが現実ならばジョークでは済まされない。冗談が通じないのにジョークを繰り返す。本当のことだったりする。
思考は奪われ [再生-停止-巻き戻して-再生-そのまま一時停止]を繰り返し脳内を整理する。
混沌とした状態で機械の電源は突如落とされる。
いつか勇気が出たら音を載せようかと思う。
そんな架空のCDジャケットをプリントしたL/S T-ShirtsをLISTLESSから発売しました。
PVC L/S T-Shirts【 𝘿𝙚𝙢𝙤𝙣 𝙇𝙚𝙢𝙤𝙣 】
WHITE,BLACK / SIZE FREE ¥8,000+tax
両袖のワンポイントにそれぞれの色味に合わせた乳白色と黒のPVCの窓があります。両サイド脇にはサテンリボンテープが縫われており、ゆらゆらと動きが出てシルエットもとても気に入っております。
下に垂れ下がるようなシルエットが昔から好きで、それはシザーハンズのエドワードのシルエットに近いものを感じその影響だと思います。
そのまま着ても、インして着てもいいようにリボンの位置を設定してあります。
フロントに小さめに『Demon Lemon』のプリント。
青がアクセントになっています。
主役にもなり、インナーとしても活躍できるので是非に。残りわずかとなっております。