日本の農村の未来を考える(2023.2.9)イベントレポート
こんにちは、学問バーKisi 店長の豆腐です。
だいぶ日が空いてしまいましたが、2/9に行われたイベント「日本の農村の未来を考える」のレポートをお送りします。
日替わりバーテンダーを務めてくださったのは、明治大学で農業経済学を専攻しておられる大学院生のおーもりさんです。
「荒廃した都会の暮らしを離れて、田舎で悠々自適な第二の人生を……」という夢を見て、いわゆる田舎暮らしに憧れる人は少なくないと思います。
また、新型コロナウイルスに伴ってリモートワークが普及するなかで、第2・第3の拠点を地方に求める動きにも勢いがついているように思います。
しかし、現実離れした理想ばかりが先行した状態で地方移住に踏み切ってしまうと、なかなかうまくいかないことも多い、とおーもりさんは言います。
やはり地元の人たちからすれば、いきなりやってくる移住者は「ヨソモノ」であり、自らの暮らしに対する脅威とも捉えられかねない。
移住に踏み切る前に、実際に移住先候補の土地に旅行してみたり、短期移住やインターンを通じて実際の生活や地元の人たちとの交流を経験したりして、徐々に関係を育てていくことが大切だといいます。
また実際問題、もはや消滅を余儀なくされつつある農村も多くなりつつあるようで、必ずしも「移住者を呼び込んで村としての存続をはかる」ことが正解とも言えないケースも少なくないそうです。
村の存続や再生ではなく、そこに住み続けてきた人たちの誇りや豊かな生に主眼を置き、廃村へのソフトランディングを模索する考え方もあるといった話は、個人的には新鮮かつ衝撃的でした。
都市部に暮らしているとなかなか知る機会のない農村の実情や、現在に至る歴史的な経緯などについて詳しく語っていただき、たいへん充実したイベントとなりました。
おーもりさん、あらためてこの度はありがとうございました!
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