2年「大きくなったね」【生命の尊さ】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『2年「大きくなったね」【生命の尊さ】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
今日の話題は「命」です。
「命は大切」ということは
道徳の授業を受けなくても
子どもはわかっていることです。
では、道徳で命について学習することは
意味のないことなのでしょうか?
決してそんなことはありません。
「命は大切」と漠然とはわかっていても
なぜ大切なのか、ということを
説明することは難しいです。
今日は教材を通して、
命について考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「生命の尊さ」
1・2年の目標・・・・
生きることのすばらしさを知り、生命を大切にすること。
2年生「大きくなったね」(日本文教出版)
あらすじ
子ねこのミーちゃんは、洋服が着られなくなりました。
「ようふくが小さくなっちゃったのかな。」
「いいえ、ミーちゃんの方が大きくなったのよ。」
「そうか。」
2 内容項目と教材
2年生最初の教材は、Dの視点「生命の尊さ」から始まります。
「生命の尊さ」に重きを置いているのは、
『いじめ対策』でもあります。
この教材で、1年間ひとときも忘れてほしくない、
命の大切さを考えさせましょう。
小学校生活を1年終えて1学年上がりました。
子どもたちはできることが増えて、
学校の楽しさはさらに増していっているでしょう。
しかし、自分の成長はあまり実感していないでしょう。
人は、自分を客観的に見ることは難しいからです。
それは子どもに限らず大人も同じこと。
2年生になったばかりの子どもは、なおさらそうです。
でも、何かしらのものさしを使って、自分の成長に気づかせ、
大きくなっているという実感をもたせたいです。
成長しているという実感をもつことで、
これからも頑張ろうという意欲につながるからです。
そして、そのものさしが、ミーちゃんの小さくなった服なのです。
服が小さくなったと勘違いしたミーちゃん。
でも、お母さんの「ミーちゃんが大きくなったのよ」の一言で
自分の体が大きくなっていることに気付きます。
ミーちゃんは、この小さくなった服を
ぴったりのサイズで着ていたときよりも
体が大きくなったことを実感するとともに、
昔の自分を思い出し、比較し、
体だけでなく心も大きくなったことを実感したのです。
そのため、「そうか。」と言ったミーちゃんは。
とても嬉しそうで、希望に満ちた表情をしています。
服というものさしで、昔の自分と今の自分を比べて
成長を実感し、大きくなっている自分を感じることができたから、
もっと頑張ろうという元気が生まれているのです。
人に褒められたり、認められたりすることはもちろん嬉しいですが、
自分で「成長している」と実感することも、とても嬉しいですよね。
そんな、「成長している」という実感をミーちゃんに自分を投影させて、
感じることができるようにするといいですね。
命について触れなくていいんですか?
大丈夫です。
「成長している」という実感は、すなわち命を感じていることになります。
「生命の尊さ」ですが、いきなり崇高な授業はする必要はなく、
「大きくなった自分」を感じさせることができる授業になればOKです。
3 導入
T:教師 C:子ども
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