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6年「『働く』って、どういうこと?」【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は
6年「『働く』って、どういうこと?」【勤労、公共の精神】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。
「働き方改革」が教育界でも叫ばれています。
教師の仕事はとても多く、
多忙です。
教師の本来の仕事はなんなのか、
忘れてしまうほどです。
しかし、そもそも「働く」ことは
どんな意味があるのでしょうか。
働く意義について、
考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「勤労、公共の精神」
5・6年の目標・・・・
働くことや社会に奉仕することの充実感を味わうとともに
その意義を理解し、公共のために役に立つことをすること。
6年生「『働く』って、どういうこと?」(光村図書)
2 内容項目と教材
仕事をする意義は、主に次の4つです。
①仕事の対価をもらう社会的意義
②物を生産するによる文化・生産的意義
③人を助ける貢献的意義
④自分のスキル・知識が向上する自己研鑽的意義
島田さん、與猶さんが仕事をする意義は、どれに当てはまるでしょうか。
仕事なので労働の対価としてお金をもらっていますから、
当然①は入ります。
しかし、それだけでしょうか?
島田さんの発言に、
「完成したときにはうれしい気持ちでいっぱいになる」
とあるので、④自分のスキル・知識が向上する自己研鑽的意義。
與猶さんの発言に、
「番組を見た人からコメントをもらってうれしかった」とあるので、
③の貢献的意義も入るでしょう。
あまり欲張らず、②はまた別の機会で考えるとしましょう。
全てを扱わなくて大丈夫です。
それぞれ、
①社会的意義と、
③貢献的意義
④自己研鑽敵意義
それぞれを比べてみるといいですね^^
どちらの方が気持ちとしては大きいでしょうか。
子どもたちと考えてみたいですね。
社会的意義の方が大きいとなれば、結局は
「お金をもらえるから頑張っている」ということになるのでしょうか。
お金をもらえるから、という理由で
本当はやりたくないことをやっているのでしょうか。
また、貢献的意義の方が大きければ、
休みなく、朝も昼も夜も働けるのでしょうか。
自己研鑽的意義が大きければ
家に帰ってからも、やっているのではないでしょうか?
ちょっと極端ですが、このように極論で子どもに問い返しをすることで、
子どもは「いや、それはちがう!」「うーん」などと立ち止まり、
思考が活性化されます。
これが道徳の面白さです。
また、①社会的意義と③貢献的意義のどちらが大きいか、という問いに
結論を出すことが目的ではありません。
「どちらが大きいか」という問いに向かっていく過程の思考が大切なのです。
だから、極論で問い返しをして子どもの思考を活性化させることが大切なのです。
3 導入
T:教師 C:子ども
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