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中学3年「ごめんね、おばあちゃん」【家族愛、家庭生活の充実】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は
中学3年「ごめんね、おばあちゃん」【家族愛、家庭生活の充実】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。

現代の家族にはいろいろな形があります。

核家族、二世帯住宅、片親世帯、施設など。

道徳で家族について扱うことは、危険だといつも議論が起こります。

しかし、人は1人では生きられません。
集団で協力して生きることで人類は繁栄してきました。
その最小単位が「家族」です。

家族について考えることで、集団についての理解が深まり、クラスや学校、地域など他の集団への帰属意識が高まっていくのです。

今日は教材を通して、家族について考えていきましょう。

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。


1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「家族愛、家庭生活の充実」
目標・・・・・父母、祖父母を敬愛し、家族の一員としての自覚をもって充実した家庭生活を築くこと。

「ごめんね、おばあちゃん」(光村図書)

2 内容項目と教材

「家族はかけがえのない存在」とよく言います。
当たり前のようにいて、当たり前のようになにかをしてくれたりする。

中学2年生にとっては、
家族は「~してくれる」存在と認識しているかもしれないし、
十分、感謝するべき存在として認識しているかもしれません。

授業は、目標にある『家族の一員として』という部分に着目して組み立てていきたいですね。

家族はこれまで自分に対してどんなことをしてきてくれたのか。
それに加えて、自分は家族に対してどんなことをしてきたのか。

支えてくれるだけでは協力とは言いません。
支えて、支え合っているから、協力と呼ぶのです。

では、中学2年生の子どもが家族になにができるのか。
家族は、子どもがなにをしたら喜ぶのか。
それを教材を通して考えていきます。

結論から言うと、
行動することに目がいきますが、
実はそれはあまり重要ではありません。
そこに存在することが大切なのです。
祖父母や曾祖母にとって、孫・ひ孫は宝物のようなものです。
会うだけで充分な喜びが得られているのです。


しかし、今回はちがいます。
「家族の一員として」一緒に生活をします。
それなら、「かわいいかわいい」と甘やかすだけでは、
孫のためにはならないです。
家のことを手伝わせることで、
「自分のことは自分でやる力を身につけ」させたい。
そんな願いが込められているのです。

では、その理解の上で授業をどのように進めればよいか。
それは家族それぞれの立場から、家族を具体的に見ていくことです。

家族がどんなことを家族のためにしているのか、
想像したり考えたりすることで、
家族に対する敬愛の心が芽生えてきます。

そのためには、教材だけの情報では不十分です。
自分の経験も踏まえて意見を語ることが大切になってきます。
ここに、「教材から外れてはいけない」というこれまで言われてきた道徳ジンクスの罠があります。

家族に対する敬愛の心を芽生えさせるためには、
具体的に家族の行動を考える必要がある。
でも、教材だけでは情報が不十分。
だから、生活経験を想起して考える。

「教材から外れてはいけない」という教えを正直に守っていたら、
とても狭い範囲でしか授業ができません。
生活→教材→生活、という授業の流れももはや古いです。

生活と教材をマーブル状に混ぜて、
必要なときに必要な方を選択して授業を進めていくスタイルが、
これからの道徳です。


話がそれました。
つまりここでは、家族1人1人の存在をしっかりと認識していきましょう。

ぼく(聡)、由加子、おばあちゃん、お父さん、お母さん。
それぞれの関係図を書いて、それらを結ぶ矢印を書いて、その意味を考えていくような板書だと面白そうですね。

3 導入

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