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中学3年「ある日の午後から」【自主、自律、自由と責任】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は
中学3年「ある日の午後から」【自主、自律、自由と責任】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。
今回の内容項目は、
Aの視点「自主、自律、自由と責任」です。
な、長い・・・。
そして難しそう・・・。
大丈夫です。
この項目は、3つに分けると
理解が早いです。
①善悪の判断
②自律
③自由と責任
この3つのうち、
どれかに必ず重点が置かれます。
今回の教材の重点はなにか、
それが決まれば、
8割は授業計画ができたも同然です!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
A 主として自分自身に関すること
「自主、自立、自由と責任」
目標・・・・・自律の精神を重んじ、自主的に考え、判断し、誠実に実行してその結果に責任をもつこと。
「ある日の午後から」(東京書籍)
2 内容項目と教材
「自由と責任」に重きを置く
この教材は、内容項目にある
①善悪の判断
②自律
③自由と責任
のうち、③自由と責任に重きを置いて考えましょう。
主題に「自由と責任」とあるので、わかりやすいですね。
内容項目によっては、このように重きを置いて考えることで、
授業の組み立てがしやすくなり、ブレなくなります。
・「希望と勇気、努力と強い意志」
・「正直、誠実」
・「公正、公平、社会正義」
これらの内容項目は、何に重きを置くかを考えて授業を組み立てるかを、
まずは考えましょう!
人のことを考えない自由は、「自分勝手」
「ひかる」は、「沙希」にいじめをしました。
確かに「自由」なのだから「ひかる」や友達がしたことは
「自由」という観点からは許容できます。
しかし、なぜか「ひかる」の行動にはもやもやが残ります。
なぜでしょうか。
自由は自由でも、相手のことを考えない自由は「自分勝手」と言います。
・「自由帳」というノートだから、人の自由帳に「バカ」と書く。
・何をしても自由なのだから、夜中に外で大声を出す。
・自由なのだから、列に横入りをする。
どうでしょうか。
これらは全て、「自由だから」を理由に行動していますが、
どれもダメなことですよね。
なぜか。それは、自由に行動はしているけど、
ルールを破ったり、人に迷惑をかけたりしているからです。
上の例では、自由に行動していますが、
「自分のこと」しか考えていません。
・自分がよければいい。
・自分が楽しければいい。
こういった思いが感じられます。
相手の迷惑なんてどうでもいい、と思っていそうですね。
本当の自由とは?
では、「本当の自由」とは、なんでしょうか。
それは「人・未来のことを考えた行動」が自由です。
もっというと、先を予想して、何が起きても自分で責任をとれること。
これが本当の自由なのです。
「ひかる」は、自分が言われたことが原因で
グループに書き込みをして
意図せずに「沙希」をいじめてしまった。
自分の気持を晴らしたり、他の友達と仲を深めることはできるでしょう。
でも、当事者の「ひかる」はどう思うか、ということまでは考えていません。
母の涙ぐんだ姿と
沙希の夢を見て、何かを決意したひかる。
次のような点がハッとさせられます。
・泣いている「沙希」を想像した
・母が沙希の気持ちがわかるように、泣いている
・ひかる自身も傷ついているが、沙希はもっと傷ついている
・家族の思いも想像できる
これらのことを、「ひかる」は気づいたんですね。
本当の自由とは、相手や未来のことを考えること。
このことをポイントとして押さえる授業をしましょう!
3 導入
T:教師 C:子ども
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