4年「とべ!ペットボトルロケット」【希望と勇気】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『4年「とべ!ペットボトルロケット」【希望と勇気】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
「希望と勇気、努力と強い意志」は、4つ単語が並んでいますね。
①希望
②勇気
③努力
④(強い)意志
道徳っぽい言葉が並んでいます。
1つの教材で4つ全てを扱うことは不可能です。
教材には必ず、重点があります。
その重点がどれなのかを最初に考えることで、教材研究がスムーズにいきます。
多くの言葉が並ぶ内容項目は、『重点』を考えるようにしましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
A 主として自分自身に関すること
「希望と勇気、努力と強い意志」
3・4年の目標・・・・自分でやろうと決めた目標に向かって、強い意志をもち、粘り強くやり抜くこと。
4年生「とべ!ペットボトルロケット」(光文書院)
あらすじ
美月は、テレビで見た「はやぶさ2」の打ち上げの瞬間を見て、ロケットってすごいと思っていた。
来週クラスでペットボトルロケット大会が開かれることになった。
しかし、一生懸命作ったけどうまくいかない。
創太が「もう少し考えて作り直そう」と言った。
創太は以前、日本で初めて作られたペンシルロケットを見学していた。
ペンシルロケットは、成功しても失敗してもも原因や理由をきちんと調べて、実験を繰り返したそうだ。
だから、このペンシルロケットをもっとよりよいものにしようと思った。
大会当日、優勝は逃したが、みんな満足だった。
美月は、「ロケットに関わる仕事をするぞ!」と確かな夢が生まれた。
2 内容項目と教材
ロケット、ペットボトルロケット、ペンシルロケットと、ロケットについての話題が多い教材ですが、ロケットはたまたま題材として扱っているだけなので、ロケットの話を深めるのは間違いですから覚えておきましょう。
①ロケットの制作に関わった人
②ペンシルロケットの制作に関わった人
③ペットボトルロケットの制作に関わった美月、創太たち
この三者の共通部分を見つける活動が有効でしょう。
いずれも、ロケットの完成に向けて失敗や成功を繰り返しました。
失敗してもくじけずに検証を重ねました。
その積み重ねが、着実に一歩ずつ前に進んでいるのです。
また、失敗や成功をするためには、挑戦をしなければいけません。
どんなにすごいバッターでも、打席に立たなければヒットは打てないし、三振もできません。
まずは、その挑戦する心がある、ここを押さえたいですね。
そして、挑戦する上では目標が必要です。
なにかしらの目標があるから、それを達成しようと努力できるし、失敗してつらい時も目標を見据えて再び立ち上がることができるのです。
これが、内容項目の「希望と勇気」なのです。
目標という希望があるから、勇気が持てる。
これが、いつの時代もどんな分野でもどんな年代でも共通のものです。
目標に向かって、努力できる。
あきらめない心の源は、目標なのです。
ここを授業の核として押さえていれば、授業はぶれることはありません!
3 導入
T:教師 C:子ども
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