中学2年「僕の仕事場は富士山です」【自然愛護】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は
中学2年「僕の仕事場は富士山です」【自然愛護】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。
今日は「自然愛護」です。
Dの視点なので、
まとめは無理に言葉にしなくてもいいです。
なぜなら、D「生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」は
言葉にすると安っぽくなるからです。
このDの視点に関しては、
知っていること、当たり前のことを
深く再確認する意識でいましょう。
そして授業の終末は、
余韻を大切にしてください。
他の視点のようにきれいに終わるわけではない。
オープンエンドがマストな内容項目であることを
覚えておいてくださいね!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「自然愛護」
目標・・・・・自然の崇高さを知り,自然環境を大切にすることの意義を理解し,進んで自然の愛護に努めること。
「僕の仕事場は富士山です」(光村図書)
自然の営みが作り出す光景、それは、美しさに満ちています。
僕は、富士山のガイドの仕事をしていくうちに、さまざまな富士山の姿についても知って欲しい、と思うようになった。
僕は、活動の中で「エコツーリズム」の考えを取り入れている。
いちばん大事にしているのは「体験してもらうこと」
富士山での清掃活動では、どんなものが富士山に捨てられているか、実態を確認してもらう。
清掃活動では「ごみを捨てない」意識をしっかりと育てることが大事。
僕は登山ツアーのお客さんにはゴミ袋を渡さない。
まずは、実態を見てもらう。
そして、次、山にのぼるときに「自分」でゴミ袋を用意することのほうが
「ごみを拾う、ごみを捨てない」という意識が身に付く。
地元の小学生に話す時も、自分が昔はポイ捨てしていたことを正直に話す。
毎日きれいな水がのめたり、顔を洗ったりできるのを当たり前のことだと思っていたと打ち明ける。
「僕は変わった、30歳になっていろんなことを見て、気づき、変わった」
2 内容項目と教材
・「自然愛護」で一番覚えておいてほしいのは、
『人と自然は、共生している。』
ということです。
・人は自然に対して
「守ってあげる」
「自然を保護する」
と言いますが、
それは自然より人の方が立場が上
という前提の考え方です。
・果たして本当にそうでしょうか?
自然より人の方が偉い存在なのでしょうか?
こう聞かれると、考えたことのないことですので、
深く考えたくなります。
・では逆に、自然の方が人より偉いのでしょうか?
人は、自然を崇めて手を加えてはいけないのでしょうか。
なんだか、それも極論で違う気がします。
・人と自然、どちらが上ということはなく、
対等であり、共生する立場なのです。
・「僕の仕事場は富士山です」では、
エコツーリズムという考えが出てきています。
・なぜエコツーリズムで、「地域の自然環境や歴史、文化を体験してもらいながら、保全し、元気にしよう」という
考え方になるのか。
それは、人の力が到底及ばない力を、自然はもっているからです。
ダイヤモンド富士、紅富士といった表現がありました。
なぜ、このような美しい富士山が見られるのでしょうか。
そのメカニズムは、
科学的には解明されていますが、
原理はわかっても、その働きは人の力が及ぶものではありません。
・富士山が織りなす景色や自然生態、
その働きが全て目には見えないため、
人はその自然の力の大きさに
助けられたり、恐れたりするのです。
・それは、「自然の偉大さ」という言葉で
見事に表現されています。
人の力の及ばない、
想像を超える自然の働きを知ったり
考えたりしたとき、
人は「自然の偉大さ」を知り、
『大切にしよう』という思いを高めていくのです。
・そして、その根本にあるものは、
『人と自然は、共生している。』
ことです。
この考えの上に成り立っていることを、
押えておきましょう!
3 導入
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