3年「赤ちゃんもごはん食べてるよね」【生命の尊さ】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『3年「赤ちゃんもごはん食べてるよね」【生命の尊さ】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
『生命の尊さ』は、今回の指導要領改定の目玉の1つで、
重点項目として扱われている教科書が多いです。
背景には道徳の教科化のもとになった
「いじめの問題」があります。
この『生命の尊さ』をとおして、
自分だけでなく、
身近な人や自然の命の尊さについて
深く考える経験をさせたいですね。
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「生命の尊さ」
3・4年の目標・・・・生命の尊さを知り、生命あるものを大切にすること。
3年生「赤ちゃんもごはん食べてるよね」(日本文教出版)
あらすじ
「わたし」のお母さんのお腹の中には、赤ちゃんがいる。
お母さんは「おいしい、おいしい。」と言ってごはんをおどろくほどもりもり食べる。
お父さんは「赤ちゃんも、ご飯を食べるのに一生懸命のようだね。」と言ってにこにこしている。
わたしがお腹に触ってみると、ぴくっと手応えがありました。
「もうすぐ生まれる赤ちゃん。もっとご飯を食べて元気な姿を見せてね。元気な赤ちゃん、生まれてきてね。」
2 内容項目と教材
3年生最初の教材は、Dの視点「生命の尊さ」から始まります。
「生命の尊さ」に重きを置いているのは、
『いじめ対策』でもあります。
この教材で、1年間ひとときも忘れてほしくない、
命の大切さを考えさせましょう。
お母さんのお腹の中には新しい命が宿っています。
そのため、お母さんはご飯をたくさん食べています。
日頃見ているお母さんの様子が、赤ちゃんがいることでちがっている。
その変化からも、「生命の尊さ」を感じているのです。
まだお腹の中にいるとは言え、赤ちゃんも一つの命。
お母さんを通してご飯を食べるほどお腹が空いているし、
ちょっと触ったら動きも感じられる。
一つの命として「わたし」が感じたから、
「元気な赤ちゃん、生まれてきてね!」と呼びかけたのです。
ここで何を感じさせたいかというと、
・自分もお母さんのお腹にいたときがあり、同じように大切にされていた。
・命あるもの、全てが尊いもので、大切にするべきもの。
この2点です。
命の大切さを教材を通して考えることで、
自分だけでなく他者の命も大切にしようという意識がもてるようにしましょう。
3年生の最初の教材で命について考えることで、
いじめ予防の観点からも、
学級経営の観点からも、よいスタートが切れるでしょう。
3 導入
T:教師 C:子ども
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