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中学1年「『ソーセージ』の悲しい最後」【自然愛護】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は
中学1年「『ソーセージ』の悲しい最後」【自然愛護】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。

今日は「自然愛護」です。
Dの視点なので、
まとめは無理に言葉にしなくてもいいです。


なぜなら、D「生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること」は
言葉にすると安っぽくなるからです。

このDの視点に関しては、
知っていること、当たり前のことを
深く再確認する意識でいましょう。

そして授業の終末は、
余韻を大切にしてください。

他の視点のようにきれいに終わるわけではない。
オープンエンドがマストな内容項目であることを
覚えておいてくださいね!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。


1 教材について

D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「自然愛護」
目標・・・・・自然の崇高さを知り、自然環境を大切にすることの意義を理解し、進んで自然の愛護に努めること。

「ソーセージ」の悲しい最後(光村図書)
北海道の最東北端に位置する知床。
次の文章は、あるヒグマのエピソードです。

「ソーセージ」の悲しい最後

母親から離れ、独立したばかりの雌のヒグマ。
その彼女に、観光客がソーセージを投げ与えていた。

そのことがきっかけで、人や車は警戒する対象から、
食べ物を連想させる対象に変わり、
彼女は道路沿いに姿を見せるようになった。

翌春、ついに市街地にきて小学校のそばでシカの死体を食べ始めた。

そして、子どもたちの通学前に、彼女を殺した。

彼女は知床の森で生まれて、またその土に戻っていくはずだった。
それが、一本のソーセージで狂ってしまった。

知床のヒグマの例に限らず、人と自然とは、ただ「美しい」「すばらしい」と感じるだけでは済まされない、複雑な関係にあります。

私たち「人」は自然と、どのようにより良い関係を築いていくべきなのでしょう。

2 内容項目と教材

・「自然愛護」で一番覚えておいてほしいのは、
『人と自然は、共生している。』
ということです。


・人は自然に対して
「守ってあげる」
「自然を保護する」
と言いますが、
それは自然より人の方が立場が上
という前提の考え方です。


・果たして本当にそうでしょうか?
自然より人の方が偉い存在なのでしょうか?
こう聞かれると、考えたことのないことですので、
深く考えたくなります。


・では逆に、自然の方が人より偉いのでしょうか?
人は、自然を崇めて手を加えてはいけないのでしょうか。
なんだか、それも極論で違う気がします。

・人と自然、どちらが上ということはなく、
対等であり、共生する立場なのです。

・この教材では、
知床のヒグマを筆頭に、野生の動物との共存する問題が
多く書かれています。

・そこには
「即刻駆除してほしい」
「殺さないでほしい」
とさまざまな意見があると書かれています。

・それぞれの意見の人は
なぜそういった考え方になるのか。

それは、人の力が到底及ばない力を、自然はもっているからです。

自然は、人が誕生するずっと前から存在していて
地球の歴史からすれば、人の方が後発の存在です。

自然の立場に立ってみれば
「人の方が有害な存在」なのです。

・自然はその働きが全て目には見えないため、
人はその自然の力の大きさに
助けられたり、恐れたりするのです。

・それは、「自然の偉大さ」という言葉で
見事に表現されています。
人の力の及ばない、
想像を超える自然の働きを知ったり
考えたりしたとき、
人は「自然の偉大さ」を知り、
『大切にしよう』という思いを高めていくのです。

・でも、人の命が危機に晒されたり、
自分の家に被害が出ると、
「大切にする存在」から、「危惧する存在」
に変わってしまいます。

共生する道はあるのでしょうか。
共生する上で大切な心とはなんでしょうか。

子どもたちと考えてみたいですね^^

根本にあるものは、
『人と自然は、共生している。』ことです。
この考えの上に、議論を進めていきましょう。

3 導入

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