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中学3年「ぼくにもこんな『よいところ』がある」【向上心、個性の伸長】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は
中学3年「ぼくにもこんな『よいところ』がある」【向上心、個性の伸長】の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。

個性の時代と呼ばれるようになりました。

昔に比べて今の時代の子どもは、本当に個性豊かです。
では、個性とはなんでしょうか。
個性はどうやって見つければいいのでしょうか。

今日は、『個性』について教材解説で考えていきましょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。


1 教材について

A 主として自分自身に関すること
「向上心、個性の伸長」
目標・・・・・自己を見つめ、自己の向上を図るとともに、個性を伸ばして充実した生き方を追求すること。

「ぼくにもこんな『よいところ』がある」(東京書籍)

2 内容項目と教材

「特徴」とは

「特徴」という言葉があります。
似たような言葉に「特長」があります。

2つのちがいは次のとおりです。
特徴・・・他と比べて特に目立ったり、他との区別に役立ったりする点。
特長・・・すぐれた(=長)特徴。

つまり、特長は長所に特化しているのに対して、
特徴は長所も短所も含んでいるということです。
自分の長所は、なかなか気付かないものです。

「ぼくにもこんな『よいところ』がある」の「ぼく」も、
自分の長所に気づかずにいました。

保健委員会の仕事を黙々とこなします。
その中では、他の子が遊んでいたり、
ゴミを捨てていたりすることに腹を立てたり
授業中に私語をしている友達が気になったりします。

「真面目さ」が「ぼく」のよいところですが、
他にも長所はないでしょうか。
子どもたちと考えたいですね。

「真面目」だけが長所なら、
もっと早い段階で見つけられたのではないでしょうか。

「ぼく」の「真面目」以外の長所を見つけることが大事です。

・仕事を最後までやりきる
・文句を言わずに責任をもって取り組んでいる。
そして、自分の長所について真剣に考えている。

長所について真剣に向き合っているところが、「ぼく」の長所なのです。

リフレーミング

リフレーミングとは、ある出来事や物事を、
今の見方とは違った見方をすることです。

短所をリフレーミングすることで、
長所にもなりうるのです。

「ぼく」は、「よいところカード」で
みんなからの評価を受け取ることになります。

リフレーミングで「ぼく」を捉え直してみるとどうでしょうか。

短所は、長所として捉え直すことができるのです。

そもそも、チャンスはそうそう転がっているものではありません。
「ぼく」のように、たまたま友達の評価を知る機会があって
自分の長所を知って感動する経験は
なかなか全員はもっていないでしょう。

ありもしない自分の道を見つけるチャンスを求めるのではなく、
「ぼく」のように、真剣に自分のことを考えて、
短所だと思っていたことを長所にリフレーミングする
このことが、「個性の伸長」の授業の鍵です。

苦労した部分や紆余曲折の部分に焦点を当てると、
学びは必ずあります。

目先の長所ではなく教材全体を捉えて
翔の行動にスポットを当てて考えられるようにしましょう。

3 導入

T:教師 C:子ども

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