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UIデザインはあくまで最終的なアウトプットに過ぎない(はじめてのUIデザイン)
UIデザインについて知りたい人、勉強したい人向けに執筆された「はじめてのUIデザイン」を読了したので、そこで得た気づき・学びを共有します🎉
「はじめてのUIデザイン」とは
「はじめてのUIデザイン」は技術書クラウドファンディングPEAKSから出版された書籍📗。クラウドファンディングの名の通り、支援者数が一定数を上回ると執筆が決定します。
今回初めてPEAKSで書籍を購入したんですが、面白いなと思ったのが「アーリーアクセス権」という仕組みです💡購入者は書き上がった章から順次書籍を見れたり、リリース前のベータ版(誤字脱字があったり)がPDFで配布されたり。
書籍が出来上がっていく様が見れて新鮮でした👍
ちなみに今回私は、「電子版 + 製本版 プラン」を支援。フルカラーの電子版がおすすめです🎉
どんなことが書かれているのか
対象読者は、(私のような)UIデザインについて知りたい、勉強したい人。
✅ UIをデザインする、とはどういうことか?
✅ UIをデザインする前に何をしなくてはいけないのか?
といった知識・考え方や、著者たちが普段どうやってUIをデザインをしているのかといった実業務に活かせる内容も。
目次はこちらです。
1章 はじめに
2章 UIの見える部分を学ぶ
3章 UIの見えない部分を学ぶ
4章 UIが機能する環境を学ぶ
5章 UIデザインを作ってみよう
6章 UIデザインができたら
7章 UIをデザインする前の心得
本記事では私の学び2点をご紹介します。
UIデザインはあくまで最終的なアウトプットに過ぎない
学びの1点目、それは「UIデザインはあくまで最終的なアウトプットに過ぎない」ということ。
ユーザが実際に触れるのはUIデザインという表面だけですが、分かりやすく・使いやすいプロダクトにするために、UIデザイナーは論理的に情報設計・整理し、その情報をUIへ落とし込んでいきます。
私のチームにはUIデザイナーがいないため、Product Ownerである私とUXデザイナが協働して情報設計しています。3章 UIの見えない部分を学ぶ(上ノ郷さん)で紹介されていたシナリオ、フロー図は早速実践してみたいと思います🔥
デザインはデザイナーだけに任せるには重要過ぎる
こちらはIDEO ティム・ブラウンの言葉で、7章 UIをデザインする前の心得(坪田さん)で紹介されてました。
若手が陥りがちな罠の一つに実装面が考慮されないままデザインを進めてしまうと、開発事情で巻き戻る事故が起こりえます。私は育成時に「デザイナーがデザイン抱え込みすぎずに工程のオープン化を心がける」と伝えていますが、エンジニアやプランナーを巻き込んでUIを組み上げていくコミュニケーションも重要なスキルです。
上記で述べたとおり、私のチームにはUIデザイナーがいないため、暫定的に私がUIデザインのベースを作成し、早い段階でチームに共有、みんなであーだこーだ言いながらデザインを軌道修正する形を取っています。
本来UIデザイナがいればそのような体制になっていないだろうなと思いつつ、それが自然と坪田さんの言う工程のオープン化につながっているなと。
工程のオープン化はデザイン工程に限った話ではありません。早い段階でチームを巻き込み、総力戦に持ち込むのは時代の流れが早い現代では必須なのかもしれませんね。
最後に
「はじめてのUIデザイン」のように、最前線で活躍するUIデザイナーがデザイン工程の裏側を丁寧に解説した書籍は出会ったことがありません。
デザインツールが普及したせいなのか、個人開発者が増えたからなのか、私のような非UIデザイナーがUIデザインを手がける話は最近よく聞くので、そのような人にとってはぜひオススメしたい本です。
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