【無職からWebライター】3ヶ月目のお金のリアル。Webライターは稼げるのか?
「在宅ではたらきたいけど、Webライターって稼げるの?」
「会社員をやめてライターになりたいけど、生活できる?」
Webライターになりたいと思っている方の多くは、こんな悩みを抱えていないでしょうか。
文章を書く仕事はとても楽しいです。
報酬をもらうと「自分の力で稼いだ!」という実感がわき、自己肯定感とモチベーションのアップにもつながります。
興味がある方には今すぐにでも挑戦してもらいたい職業ですが、お金と今後の生活が心配ですよね。
実際、会社を辞めてフリーランスになると毎月まとまったお金は入ってきません。
ボーナスもないければ、充実した社会保障もありません。
そして、今まで天引きだった国民年金や保険料のような「生きていくだけで必要なお金」を自分でたくさん支払わなくてはいけません。
わたしは3ヶ月間の無職を経ていきなりWebライターになりましたが、カツカツながらなんとか生活できています。
今回は自分の経験をもとに、Webライターとは稼げる職業なのか、どう生活しているのかを皆さんにご紹介したいと思います。
Webライターは稼げる?
結論から言うと、Webライターになっていきなり生活できる金額を稼げるわけではありません。
片っ端から案件に応募すれば仕事を受注することはできますが、最初のうちは文字単価が0.1円〜1円と報酬が安くなるのでライター収入だけで生活するのは難しいです。
「ライターになって数ヶ月で◯◯万稼ぐ方法」というタイトルの書籍が出版されていたり、SNSでは初月で3万、3ヶ月で15万稼いだというライターも見かけます。
しかしその方々と同じペースで稼ぐのはほぼ不可能と考えておいたほうがよいでしょう。
なぜなら、稼ぐためには経験と人脈が必要だからです。
仕事を受注するためには経験が必須
まず、経験について詳しく見ていきましょう。
ライターとして記事を書くにあたって、1番に考えなくてはいけないのは「読者」です。
この2点は常に意識しておく必要があります。
ライターは「困っている人を文章の力で助ける」仕事だからです。
日記や創作小説では自分の思いのままに好きな世界を描けますが、
仕事の文章は誰かのために書く文章です。
わたしは大学でレポートや卒業論文を書いてきて、
日記やSNSを更新することも好きでした。
だから自分は文章が書くのは得意だと思っていました。
しかし今まで10000字程度の論文や日記を1週間かからずに書けていたはずが、
3000字の文章が2週間で完成しないのです。
ちゃんと調べ物をして、文章の型に当てはめて書こうとしているのに全く字数が埋まらず、ライタースクールでは課題の提出が間に合いませんでした。
実はこの「文字を埋める」という考えも間違いで、記事は情報を指定された文字数で埋めるために書くのではなく、読者が読みやすい文字数で問題を解決できるようにするために書きます。
そういった根本的な考え方の改善や、読者ファーストの文章を身につけるには、
意識してたくさん記事を書いていかなくてはならないのです。
早くコツが掴めれば執筆スピードは上がってくるのですが、どうしても経験や分析を繰り返し自分のスキルを上げていく過程は必要となります。
稼ぐには人脈が必須
次に人脈についてご説明します。
初月から仕事がもらえて成功している方を見ていると、
人脈がすでにできあがっていることが多いです。
例えば大手のライタースクールに通って、先生と繋がれば課題として仕事がもらえることがあります。
そこから継続案件を取ったり紹介してもらったりして、うまく軌道に乗せることができた人が、早く稼げるのです。
ところがそうでもない限り駆け出しライターはいきなり人脈をつくることができません。
ネット上にはライターがたくさんいますが、友人や親戚など身の回りにはなかなかいないですよね。
つまり0から作る必要があります。
人脈を作るには実績を作ってアピールしていく必要があるので、
環境を整えるにも時間が必要になります。
おもにこの2つの理由から、Webライターになってもいきなり稼げるわけではないのです。
稼ぐにはどうすればいい?
そこで稼ぐにはどうしたらいいかですが、実績とポートフォリオを作ります。
こちらも順番に詳しく見ていきましょう。
実績を作る
まずは実績作りから初めましょう。
実績というのは以下の3つです
実績というと「実際にクライアントから依頼された案件」というイメージがあると思います。
しかし個人で運営しているブログもいいね数やコメント数、文章力、得意なジャンルなどのアピールになります。
テストライティングも、応募先から課題を与えられて文章を書いているため立派な実績です。
上の2つは自分で行動すればどんどんできていく実績なので、文章の書き方を勉強してブログを書いたり、片っ端から案件に応募していきましょう。
どんどん数をこなしていくうちに執筆スピードが早くなり、テストライティングのコツも分かってきます。
単価が安い案件の中には悪質なクライアントもいます。
そのため注意と見極めは大切ですが、記事をたくさん書く経験は絶対に無駄にはならないのでまずは挑戦してみましょう。
ポートフォリオを作る
ポートフォリオは必ず作りましょう。
あるかないかだけで案件の受注率が変わってきます。
ポートフォリオって何?
という方はわたしのポートフォリオ記事があるのでこちらをご覧ください。
仕事を探すときにポートフォリオはほぼ必ず求められます。
その際に「まだないです」と回答するよりもURLを提示した方が採用される頻度が上がりました。
テストライティングの前にポートフォリオが求められる場合もあるので、早めに作っておくのがオススメです。
クライアントは忙しいので、簡単に自分が何ができるかが分かるようなポートフォリオが好まれます。
稼げない期間にどう生活するか
ライター収入のみでの生活が難しい期間は、他の仕事をするしかありません。
単価制ではなく時給制の仕事がオススメです。
時給制の仕事を受けることで得られる収入が明確になり、精神的に余裕ができます。また、時間の拘束があるので生活にメリハリが付けやすくなります。
「会社通勤や人間関係から開放されるためにフリーライターになりたいのに、それでは意味がないのでは?」
と思ったでしょうか。
しかし、わたしはみなさんがイメージしているような、会社に通勤したりアルバイトとして雇われているのではありません。
企業様から業務委託というかたちでお仕事をいただき、チャットでのお客様対応をしています。
人と関わりたくない、バイトもしたくないという方も安心してください。
ライターの仕事を募集しているクラウドソーシングサイトには、ライター以外の募集もたくさんあります。
例えばデータ入力やオンライン秘書、電話対応など在宅でできる仕事が世の中にはたくさんあるのです。
コロナ禍でテレワークが普及したのもあり、在宅ではたらける環境を整えた企業が多くなったからといえるでしょう。
このようにライターは初月からは稼げませんが、積み上げていくと収入につながる楽しい仕事です。
会社員からライターになることは怖くないので、ぜひこの記事を参考に検討してみてくださいね。
あなたの人生をよりいっそうあなたらしく生きられるよう願っております。