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2022_0418_本読み

<1549字>

冒頭の写真:

どんより湿気がある天気のせいか、たんぽぽの種が散らずに、満開状態。

たんぽぽなどなど、綿毛のたね は、大好きです。

山崎は日常的に冠毛種子かんもうしゅしということばを使うのですが、

「?」という顔をされることが多いので、わたげ、と書いてみました。



4月18日(月)は以下を読みました。

振仮名ふりがな歴史れきし

今野真二 著
集英社、2006年(途中から岩波現代文庫、2020年)
補章「振仮名の歴史」それから

最初の出版から10年を経ている間に修正したところについての言及です。
それは「細かいところ」なので、一読しただけでは内容が掴みにくいです。

特に音読していると。

山崎はいつも初見で読みます。それが得意です。

一つの文のすじみちががおかしくないように声の高低に気を使うと、文章全体の論理構成などは理解できないです。

音読している本人の理解の仕方は、独特な感覚があります。

(音読した人:山崎)





『学問のすゝめ』

福沢諭吉 著、岩波文庫、
八編 わが心をもって他人の身を制すべからず

アメリカ人、エイランドの『モラル・サイヤンス』という本を使って、
人間の権義を語っています。

お、これはサイエンスでは?と思って調べると、やはり。
F. Wayland    Elements of Moral Science という本でした。
日本語名は『修身論』。

モラルのサイエンス、か。
サイエンスということば、日本語との関係でなかなか一筋縄ではいかない感じです。

(音読した人:めいさん)





『わたしたちの家が火事です』

ジャネット・ウィンター 文・絵
福本友美子 訳
鈴木出版

地球温暖化の危機を訴えていた、グレタ・トゥーンベリの実話です。

(音読した人:はやしさん)





『目の見えない人は世界をどうみているのか』

伊藤 亜紗 著、光文社
序章

なぜこの本を書くか、という説明が続くのですが、
実例がでていて、
中途失明の方の「ああ、見えてる方ってそんなふうな感覚なんですね!」
という反応を得たことが、印象的に書かれてました。

これって、山崎も時々人の話を聞いた時に
「へーっ!そんな感じに感じるんだ!」
って思うのと、全く同じ。

例えになってないけど、それは嬉しい感じですね。自分と違う、人の感覚を、この場合は、言葉で理解して少し感じたからだと思います。

(音読した人:こいでさん)





『本の中の世界』

湯川秀樹 著
岩波新書
エラスムス「平和の訴え」

山崎が、エラスムスをほとんど知らないので、なんとなく、聞くことに身が入りませんでした。

ルターとカトリック勢力が対立し、
〈ついに全ヨーロッパが新教と旧教によって二つに引き裂かれるまでになった。その中にあってエラスムスは、自分の無力を嘆きながら身を引くひかなかった〉
と書いてあり、500年後の今もまた(あるいは、まだ)と思いました。今起きてること(ロシアのウクライナ侵略)も、宗教が大きく影響しているということを聞きました。

湯川さんは、ツワイクのエラスムス評も引用していました。
〈最初の自覚せるヨーロッパ人〉
〈最初の戦闘的な平和の友〉
などなど。

山崎も検索しました。
『幼児教育論』(1529年)で体罰は行うべきではないと主張した、というのを見つけ、現代の考えかたの初めになったような開明的な人だったのだな、と感じました。

(音読した人:きよもとさん)







『芭蕉連句集』

岩波文庫、松尾芭蕉
三一 御尋に(曾良俳諧書留)105〜107ページ

〈 みすをあげてと(ほ)すつばくら 〉

こいでさんも、こどもの頃、家の中につばめが巣を作っていて、入れてやっていた、とおっしゃってました。

今は、軒先どまりでしょうね。

(音読した人:山崎)



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