2021_1017_本読み

10月17日(日)は、

山崎

『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎  編、岩波書店☆
前回、音を味わおうと書いたのですが、そう思うせいか、散文の現代文を読むよりも、はるかに口の動きが激しく感じました。ここで解説の文を読むときも、口の動きが小さくてするすると読めますが、歌の方はそうは行きません。そこが面白いです。



こいでさん
『死霊』埴谷雄高 著、河出書房

今日も「死者の電話箱」のところです。

電話箱には三つのメータがついていて、その二つ目、第二段階の部分?についての対話でした。

「存在の電話箱」とか「分解の王国」などの、惹きつけられることばが出てきて、死が段々深まる段階を細かく見ていくのですが、どうなるのでしょう。



めいさん
『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、
5、言語運用力の格差
「違い」が生み出す効果
(2)「ありがたがられ効果」
(1242~1275/3674)

前回とは違う視点。大言語の母語話者と、少数言語の学習者が、得られる「お得感」が説明されてました。

つまり、

英語ネイティブは、英語を一緒にしゃべってもらえる!と、学習者から喜ばれたり、

著者は、ソルブ語の研究をするだけで喜ばれ、さらにソルブ語で研究報告をすればソルブの新聞などなどがいくつも取材にくる、

というようなことです。




きよもとさん
『銀の匙』中勘助 作、新潮文庫
十四

そのままでは「食」に興味のない、食の細いこどもに、伯母さんが、お話や、お伊勢参りごっこお弁当持参、みたいので「味付け」して、食べさせるくだりが面白かったです。

孟宗の孝行、というお話も出てきて、孟宗竹の由来はこのお話の孟宗という人の名前からきているのだなと知りました。



はやしさん
『遊遊漢字学 中国には「鰯」がない』阿辻 哲次  著、日本経済新聞社、から「なぜ異体字が作られるか」

群、という字の異体字で羣というのが挙げられていましたが、内容を忘れました、すみません。



きよもとさん
『とりかえっこ』さとう わきこ 作、二俣 英五郎 絵、ポプラ社

声を取り替えるという発想が面白かったですし、絵本らしく、絵の細かいところに色々とお楽しみもあって、良かったです。


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