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2024_1207_本読み
<1140字>
冒頭の写真:
上野公園のイチョウ、12月4日。濃い黄色で、ミモザの花盛りみたい。
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12月7日(土)は以下を読みました。
『犬の心』
ブルガーコフ 著 石井信介 訳
未知谷
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IIIは、フィリップ・フィリッポビッチとボルメンターリの超高級な食事の様子で終了。最後に、死体が出たら、こちらに納入をよろしく、とボルメンターリに念押し。シャリクは夢現でそのことを耳にしている、という描写となりました。
IIIの注。ウォッカの注が長く、途中まで読みました。アングリースカヤ・ウォッカというのがあり、イギリス風という意味なのだが、産地はソ連。ジンのようにハーブ等で香りがつけられてるものでした。
(音読した人:山崎)
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『Edge Life』
金星一 著
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17 マルチリンガル
7年に一度ある、大学教授の研究年で、著者のしたことは、日本語の習得。苦闘の様子が描かれました。国際機関でちゃんと仕事をできるレベルの英語をちゃんと持っている著者としては、ちょっとしゃべれるくらいの日本語では身につけた、とは言えないのでしょう。
(音読した人:こいでさん)
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『からすのせっけん 』
むらやまけいこ 著 やまわきゆりこ 絵
福音館書店
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落ちていたせっけん。それを拾ったからす。食べてみる。まずい。使いかたを教えたの、誰だっけ?
リスから象までいろんな動物が使って使い切って、おしまい。
(音読した人:はやしさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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漱石の48通目。明治28年11月日。1895年。
鉄管事件とか閔妃暗殺事件の新聞記事の件が手紙に書かれていて、30年くらい前?に『閔妃暗殺』(角田房子 著)を読んだことを思い出しました。なぜ読んだのかも憶えていないですが。日清戦争が終わり、朝鮮をうまく統治しようと手を打っていっていた時期。歴史理解が全然なんですが、そんな中での漱石と子規を感じてみようと思いました。
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 有明のはつ〳〵に咲く遅ざくら 史邦 〉
はつはつ、という音が面白く、気になりました。脚注があり〈わずかにの意〉となっています。開く音とか、明け方に初めて咲くの初の音なんかもイメージされます。当時の人の印象はどうだったのだろう?
岩波文庫は縦書きなので、「くの字点」という繰り返し記号が使われてるのですが、それはパソコンだと、〳と〵という二文字が連続することで長い「く」になるようにできています。だから、横書きに入力すると〳〵となってしまうので、不自然。まあいいか、というような感じです。ハの字記号、ですね。
(音読した人:山崎)