2021_0930_本読み

9月30日(木)は、

山崎
『一葉舟』岡潔 著、角川ソフィア文庫
科学と仏教
 数学に不死の信念
 万物は心のすがた 
        の途中まで

ここの話はとても、興味を持ちました。
数学と仏教が、岡さんの中では繋がっている、しかも対置されて繋がってるんじゃなくて、概念よりも上の段階だけど感覚みたいなところで繋がってるらしい、と感じました。が、まあ、よくわかってないので、色々考えてみたいです。


こいでさん
『誤動作する脳』樋口真美 著、医学書院
Ⅱ 幻視は幻視と気づけない 
 呪いが解かれ怪物が消えた!
  「貴重な情報提供者」として
  怪物は姿を消した
  「支援する人」より「教えを請う人」
 牢獄に差し込んだ光
  本や論文に救われた
  何かがすーっと動く
  MT野ニューロンの誤作動?
  幻視はめずらしいことじゃない


気持ちが、鬱的なところから前向きに変わる転換の時のことが、鮮明に書かれてました。「興味を持たれる」ということがいかに大切か、ということがよくわかりました。
こういう「転換」は、そう簡単ではないでしょうけど、万人に必要なことと感じました。


めいさん
『節英のすすめ』木村護郎クリストフ 著、萬書房、
4、共通語の限界
ことばが通じれば理解しあえる?
(939~966/3674)


著者の研究したソルブ人の村は全員が問題なくドイツ語を話せ、村の日常ではソルブ語を使っています。
著者は、あまり想定できないですが、と断った上で、日本人全員が英語をまったく不自由なく使えるような状況、と例えています。



はやしさん
『北京  中軸線上につくられたまち 』
于大武 (著)、文妹 (翻訳)、ポプラ社


北京の色々の配置が絵本でわかりやすく、解説されていました。山崎は、数年前に一度だけ行ったけれど、案内してもらってたので(自力移動が少なかった)今ひとつ、どこがどこか分からなかったのが残念です。
北京オリンピックの時の競技場鳥の巣も出てきてて、その位置も今ひとつピンと来ませんでした。
Googleマップで位置は確認したのですが、それと「中軸線」がどういう関係にあるのか、をすでに忘れていました。



きよもとさん
『月の文学館』和田博文 編 、ちくま文庫の中から
「月光騎手」 稲垣足穂 作


アメリカのインディアン征服の亡霊の馬乗りの軍勢を、ファンタジー的に書いていまして、出版が昭和2年。それを当時の読者はどんな感じで受け取っていたのだろうか、と思いました。


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