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2024_0828_本読み

<1352字>
冒頭の写真:
普段停まっていない場所に、マルチプルタイタンパー(レールや枕木を整える機械)が停まっていました。昔はツルハシでやってた作業(そんな光景思い出した)をやるマシンだそうです。
いつもこれが停まっている高架線が、拡張工事に入るためかな、と思った。
線路とか架線とか、線遠近法がそのまま見える風景、そして機械機械した形の車両。こたえられません。かっこいい。
京王線のは導入されて日が浅いのか、いつ見ても他の鉄道で見るのに比べてすごくキレイで、嬉しくなります。


8月28日(水)は以下を読みました。


『犬の心』 
ブルガーコフ 著 石井信介 訳

未知谷 

今日から、この本。
コックから熱湯を浴びせられた野良犬の毒づきから始まります。
そして、医師らしき人物が登場。この人に保護されて、改造というのか手術というのか、されるのに違いありません。
ずっと話しことばなので、読みやすくて、楽しいです。
やはり、セリフを声にするのは楽しい。が、ウウォーン!などの鳴き声には困るのが面白いです。ひらがなで書いてあったら、棒読みもありかなと思うのですが、カタカナだとちょっとはリアルな鳴き声のニュアンスを入れて、と言われてるように感じる。黙読ならそのままスルーですけどね。

(音読した人:山崎)





『Edge Life』
金星一 著


2 メモは私の存在理由
という章でした。でも紙にするメモのことではなかったです。
1996年のパームから始まって、デジタルデバイスの使いこなしを書いていました。実際整理能力がすごくて、ちょっとした報告書など、さっと15分とか30分で作ってしまう、と、読み手のこいでさん。

(音読した人:こいでさん)





『ひらがなの世界─文字が生む美意識 』
石川九楊 著

岩波新書

各章の扉が、九楊さんの書の作品になっています。読み手のきよもとさんも見に行かれた、伊丹市の美術館でのこの展示の時の作品で、河東碧梧桐の句を書いています。字が絵になってしまったみたいな面白い書です。
これをいくつか画面で見せていただいて、楽しかったです。
前に読んだ『北園克衛の詩と詩学』(ジョン・ソルト 著、思潮社)で知った、コンクリートポエトリーを思ったり、ヒッポファミリークラブのレターシステムを思ったりしました。北園の本はいつ読んだっけ?と検索すると、このnoteを始める前でした。2021年の前半。Facebookの「山崎曜とZoomで本を読もう!」グループのタイムラインに埋もれてました。

(音読した人:きよもとさん)





『あの路』
山本けいぞう 著、いせひでこ 絵


シンクロニシティか、傷ついた野良犬が主役のお話でした。

白いページの中に空気みたいに存在してる街角に吸い込まれるように感じる、いせひでこさんの独特な絵の世界。

(音読した人:はやしさん)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

今回は、この書簡集に紹介されてる手紙を『夏目漱石 新潮日本文学アルバム』(新潮社)から見せてもらいました。
「活字」になることを意識して書かれていない、手紙だったり書だったり、が本のスタイルに変換されるのはとても興味深いです。
こんなふうにレイアウトしたのか、などなど。

(音読した人:めいさん)




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