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2024_0611_本読み

<787字>
冒頭の写真:
ネジバナが花盛り。


6月12日(水)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

銃撃戦の現場から消え、別の街路に忽然とあらわれたベゲモート、と、コロヴィヨフ。
こんどは外貨で買い物のできるお店で、騒ぎを起こして、また消え、次に現れたのは、作家クラブのレストラン。「海賊」が取り仕切っている、例の日に、ベズドームヌイが訪れ、作家連中が騒いだ場所ですね。
「海賊」の名前がアルチバリド・アルチバリドヴィチだと明かされました。
この名前にも、意味があるんだろうけれど、山崎にはわからず、残念。(これまでも、ストラビンスキー、リムスキー、ベルリオーズ、と著名音楽家の名前をもった登場人物、それぞれに意味や雰囲気を持たせてると思うのですが、文化背景を知らないのでわからず、残念。)

(音読した人:山崎)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

漱石37通目の、漢詩の3つめ、4つ目。漢詩の形のままだと、どうしても高尚に感じますが、現代語訳を読んでいただくと、恨み節っぽいです。いや、この感覚もわかりたいけれど、なかなか。杜甫も恨み節なのかもしれず、このあたりも、山崎の教養だと味わえてないなーと感じます。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』
☆                   
梅、が続きます。

〈 灰すてて白梅うるむ垣ねかな  凡兆 〉

灰。はなさかじじいも確か灰を撒いていたな、と思い出し、灰は養分だったな、でもどういう役割だっけ、灰はかまどにはいつもあったろうから、それを必ず庭木にやっていたのだろうな、など思いました。
とともに「捨て」が今の感覚と同じだとするなら、「撒く」とかではないのだな〜と気になりました。

(音読した人:山崎)

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