No.3|多い?少ない?シャンプーの最適量と使用量
きしです。「1から学ぶ美髪つくりの方法(シャンプー編)」の3回目の記事になります。シャンプーの適量ってどのくらいか知っていますか?けっこう適当に使っている人が多い印象があります。じつは適量と適当は全く違います。
美容師で毎日のようにシャンプーをしているのでテクニカルな部分をお伝えします。
■この記事のポイント
正しくシャンプーをしたいという方に向けて、シャンプー剤の使用量(適量)の解説
あなたは1度のシャンプーにどのくらいの量を使用されますか?「シャンプーなんか適当にしてればいいんじゃない?」というのは美髪から遠ざかってしまいます。毎日するシャンプーは1日1回であったとしても、365日で365回もシャンプーをします。そんな毎日するシャンプーもやり方が間違えば髪にも大きな負担がかかります。それはシャンプーの使用量にもおなじことがいえます。
もう一度いいますが、適量と適当は全く違います。自分の髪の長さや量によって違うシャンプーの使用量を、まずは知って正しくシャンプーをしましょう。当記事では、1度のシャンプーの適量についてをシャンプーを毎日する美容師が分かりやすくお話します。
■今回の記事で分かること
・シャンプーの適量について
・髪の長さ・毛量別の適量
・美容師的なシャンプーアドバイス
シャンプー剤の使用量はどのくらいなのか
シャンプーをする時に気になるのは使う量、無駄をなくすというのはとても大事なことです。シャンプーの使う量には注意して節約しながら髪をキレイにしましょう。
シャンプーの適量とは、どのくらいが適量になるのか?それに対して大切になってくるのは…
・髪の長さ(ショート・ミディアム・セミロング・ロング)
・髪の量(毛量が多いor毛量が少ない)
・髪の硬さ(軟毛or硬毛)
に、よって適量は変わります。
普通の毛量と普通の硬さぐらいを、髪の長さ別にすると
これが、シャンプーの適量になります。髪の長さは髪の多さは、シンプルにシャンプーが普通よりも必要になります。ちなみに「硬い髪」というのは、水分をはじきやすいので、シャンプーの泡立ちが悪くなりやすいため、硬い髪の場合は半プッシュほど多めのほうが良いはずです。
もちろん髪の量が多いと、シャンプー量が多くもなりますし、髪が硬いとシャンプーの泡立がわるくなったりします。ですが逆もあり、髪の量が少ないと普通よりも少なめが適量といったように、髪質によって適量は変わります。このあたりは行きつけの美容師さんに質問すると、より具体的に分かるはずです。
続いてはシャンプーをする時のテクニカルな話もします。適量といえどもシャンプーの方法自体が適当では泡が足りなくなります。
■適量のシャンプーには「お湯すすぎ」が重要
髪のすすぎはシャンプーの土台になります、しっかりとすすぐことにより泡立ちはよくなります。シャンプーをする時のシャンプーの泡立ちの良さというのは、「シャンプーの量+ 水分の量+空気との摩擦」によって変わります。
◎ポイント
・髪はシャワーのお湯ですすぎましょう
・髪よりも頭皮をかくようにしましょう
・時間的には2〜3分程度
上を向いてシャワーを上➔下に流すようにして全体によくすすぐようにしましょう。お湯のすすぎも、丁寧にしてあげましょう。
その他にも、余裕があればブラッシングや、予洗いによって、泡立ちは変わるので、泡立ちにくいという人は工夫をしてあげましょう。
関連:髪をキレイにする方法6選|美容師が教える自宅で今すぐできる正しいシャンプーの方法
続いては、適量にプラスアルファして毛量別にグラフにしたので参考にしてください。
◎適量を長さ・毛量別にそれぞれグラフ化
長さ別、毛量別、硬さ別にグラフ化をしてみました。いかがでしょう、自分の当てはまるポジションはどこに当てはまりますか?もしこれで、シャンプーが泡立ちにくい場合は、やり方に問題があるケースも考えましょう。シャンプーの量を調節するだけでなく、シャンプーのやり方にも見直しをかけるのもひとつです。
基本的な適量としては、ロングヘアーでもシャンプー剤は、3プッシュもあれば事足ります。使用量の使いすぎはコスパが悪くなるので、注意しましょう。
しかし、どうしても泡立ちが足りない場合は、1プッシュだけ追加しましょう。
シャンプーの量が適量でなかった場合
そもそも、シャンプーが適量でなかった場合、髪や頭皮の影響についてお伝えします。実はシャンプーが適量でないということが直接的に悪いのかというと、それほど悪くはありません。実際に洗髪する際にシャンプーが多いから(少ないから)といって髪や頭皮に悪いわけではありません。
とはいえ適量で使えるに越したことはありません、そのあたりをお伝えできればと思います。ここでは2つのパターン(多い&少ない)の特徴に分かりやすくしました。
■多いパターン
・少ないよりはマシ
・単純にもったいない
・泡が大きくなり洗えた気になってしまう
こんなところでしょうか、実際に少ないパターンと比較すると、それほど悪影響ではありません。ですがシンプルに勿体なくて、それだったらもっと節約して品質の高いシャンプーを使えるんじゃ…、ってなりません?もし自分と相性の良いシャンプーを使えているのであれば、適量を使えるようにトレーニング(?)して、余裕をつくれば、トリートメントやスタイリング剤も良いものを使うことができ、二次的に髪がキレイになります。
あと強いていうならば、泡が大きくて気持ちよくなりますが、実は洗えた気になってしまい洗い残しなどが増えるということも懸念材料の一つです。
■少ないパターン
・清潔にならない
・泡が少なく滑りが悪く摩擦のダメージに
・泡の少なさにストレスが
多いパターンよりも、やや悪影響度は強いです。
簡単にまとめると、多すぎはもったいなく、少ないのはダメージに繋がりやすい、どうせシャンプーをするなら適量ですることでキレイにも繋がるので、ぜひシャンプーをマスターしましょう。
終わりに…
シャンプーの適量を知ることで、髪をキレイに扱いながらも節約することができます。無駄を省いて、適切なほうほうでシャンプーをするのも大事になります。
適量を理解したら、シャンプー自体を変えてあげることで、髪や地肌への負担もへります。さらに、上記のグラフは市販シャンプー剤を目安にしています。サロンシャンプーの場合は泡立も良いのでもう少し適量は少なくすみます。
シャンプーを変えてあげるだけではダメですが、合わせて参考にしてもらうと、髪がどんどんキレイになっていきますよ。こんな感じで以上です。
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