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公立病院改革4-17【有名病院への訪問】〈2007年〉医師・通勤用ヘリコプター事業
議会にお呼ばれしたときに訪問するだけでなく、こちらからも積極的に有力な病院に訪問した。
なかでも印象深いのは、某県A病院への訪問だった。
A病院は医療界にいれば誰でも知っている、地域医療の雄であった。
また近隣に山岳地域も有しており、病院に屋上へリポートも完備している。
何かの仕事でボスがニアミスしたことがあるということで、M氏と僕で訪問することになった。
そしてA病院の名物理事長と、名物事務局長にお会いし、当社の活動をあれこれと説明していく。
最初から理事長、事務局長の顔から険しさが伝わってくる。
それはそうだろう、救急ヘリの受け入れプロからすると、何がしたいのか分からないのだろう。
それでも丁寧に病院内を案内してくださって、ついでにヘリポートも見せてもらった。
このヘリポートは、おカネがない時期に理事長がどうしても救助ヘリのために入れたいと願い、事務局長が頑張ってファイナンスして作った、とのこと。
ここでヘリコプターには、斜めに下ってきて停まる機体と、真上からホバリングして降りてくる機体があることを知った。
ヘリ活動的な成果は無かったが、有名な病院の中をたくさん見ることができたことは、とても勉強になった。
この頃、ヘリ活動開始から半年経過した時期だが。
M氏と私の間に、色々なしこりが出てきた。
断っておくが、M氏は何も悪くない。
煮え切らないまま併走している僕が悪かったのだと、いまも思う。