It’s Great When You’re Straight...Yeah/Black Grape=Music Journey Vol.09
Black Grapeのデビューアルバム「It’s Great When You’re Straight...Yeah」は、1995年8月7日にリリースされました。このアルバムは、元ハッピーモンデイズのフロントマン、ショーン・ライダーが結成したバンド、Black Grapeによるものです。バンドメンバーには、ボーカリストのポール "ケルミット" レヴァーディッジとダンサーのベズが含まれています。
アルバムのジャンルはダンス・ポップとポップ・ファンクで、タイトルの「Straight」は薬物からの解放を意味しています。アルバムは、ウェールズのRockfield Studios、リンカンシャーのChapel Studios、ロンドンのBoundary Rowで録音されました。
アルバムは、批評家からの高評価を受け、イギリスのアルバムチャートで2週連続1位を獲得しました。また、ニュージーランド、スコットランド、スウェーデンでもトップ20に入り、全世界で600,000枚以上を売り上げました。
■全曲紹介
Reverend Black Grape
アルバムのオープニングトラックで、パワフルなビートと特徴的なギターリフが印象的です。ショーン・ライダーのユニークなボーカルスタイルが際立ち、アルバムのエネルギッシュな雰囲気を感じさせます。
In the Name of the Father
宗教的なテーマを持つこの曲は、ゴスペルコーラスとファンクリズムが融合しています。ライダーの歌詞は宗教と社会についての皮肉を交えた内容で、聴き手に強い印象を与えます。
Tramazi Parti
どこかサイケデリックな雰囲気を持ち、ダンサブルなリズムが特徴です。曲全体に散りばめられたエレクトリックサウンドが、Black Grapeらしい独特のスタイルを表現しています。
Kelly’s Heroes
映画『ケリーの英雄たち』にインスパイアされたこの曲は、ポップでキャッチーなメロディが魅力です。リリックは社会的メッセージを含みながらも、軽快なトーンで進行します。
Yeah Yeah Brother
ディスコ調のグルーヴが印象的なトラック。ライダーとケルミットの掛け合いが楽しく、ダンスフロアにぴったりのエネルギッシュな曲です。
A Big Day in the North
北イングランドの街をテーマにしたこの曲は、ノスタルジックなサウンドが特徴です。アコースティックギターとボーカルの調和が美しく、アルバムの中でも静かな感動を与えます。
Shake Well Before Opening
高速なビートとリズミカルなベースラインが特徴のトラックです。エネルギッシュでパワフルな演奏が、聴き手を一気に引き込む力を持っています。
Submarine
エレクトリックサウンドとダブステップの要素を取り入れたこの曲は、海中をイメージさせるような神秘的なサウンドスケープが魅力です。
Shake Your Money
ファンクとロックが融合したグルーヴィーなトラック。キャッチーなコーラスとダイナミックな楽器演奏が聴き所です。
Little Bob
アルバムのラストを飾るこの曲は、メランコリックなメロディとライダーの深いリリックが印象的です。アルバム全体を締めくくるにふさわしい、感動的なフィナーレです。
■ショーン・ライダーについて
ショーン・ライダーは、元ハッピーモンデイズのフロントマンであり、バンドの象徴的な存在でした。彼の独特なスタイルとパフォーマンスは、多くのファンを魅了しました。ショーンのリーダーシップのもと、ハッピーモンデイズは数々のヒット曲を生み出し、音楽業界での地位を確立しました。彼の音楽への情熱と才能は、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。