【大人の映画レビュー】ジョン・ウィック with Killing Strangers - Marilyn Manson
Killing Strangers - Marilyn Manson
結局、本当に好きだった人のことは忘れられないんだ。
主人公のジョン・ウィックは引退した殺し屋。愛していた妻が病気で亡くなったことにより、本人の意思とは関係なく暴力の世界に呼び戻されてしまう。
スローモーションを使わないアクションシーンは、ほぼガンファイトで占められている。 格闘シーンでの力量はいつも互角で見ていてハラハラした。
ジョン・ウィックは伝説の「闇の男」(ブギーマン)と呼ばれていても、非常識なほど強くはない。
ジョン・ウィックは情け容赦なく撃つ。
拳銃、アサルトライフル、ショットガン、しかし爆発系の武器は使わない。それは敵も同じ。
ジョン・ウィックはカッコよくはない。スタイリッシュでもない。自分も撃たれ、車をぶつけられて吹っ飛ばされたり、ナイフで刺されたりで傷だらけになる。絵空事のヒーローみたいに無敵じゃない。
ストーリーは裏組織相手の復讐劇で特に凝ったものではない。 女性が登場してもすべて敵。恋愛要素はこれっぽっちもない。
待ち伏せをしない敵と、大勢の敵を相手にするのに銃とナイフしか使わず、待ち伏せも各個撃破の作戦も取らない主人公に、最初のうちは違和感を覚えた。しかしこれは、お互いをよく知ったプロ同士のストイックな了解なんだとわかると、納得。
最後まで結婚指輪を外さないジョン・ウィックに孤独な愛を感じた。
パート3では、ついに世界中の殺し屋を敵にしてしまったジョン・ウィック。 味方はもうどこにもいないんだね…。(パート4は未視聴)
PS.
ジョン・ウィック役のキアヌも敵もいつもダークなスーツ姿なのが男っぽくてイカしてる。やっぱり男はスーツ!
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