
波多野豪ゲーフラ制作まとめ VAMOS!! TOKYO GK!!!
今年7月に投稿した、これまでの制作ゲーフラをまとめたnoteがこちら。
この記事内では今年ゲーフラを作るなら「クラブをサポートする為に今出来ること」=「拍手と手洗い」のコンセプトでこんなデザインを考案しておりましたが、

実際はコテコテの選手個人ゲーフラを作ってしまいました。
波多野豪が「Vamoooooos!!!!」と叫ぶアメコミ風ゲーフラ案が急に降りてきました。誰か使いますか?
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 15, 2020
(いっちばん最初のラフを人に見せるのは勇気がいる) pic.twitter.com/pwRguLF0xn
FC東京、13番、GK 波多野豪。
控えGKながらその明るいキャラクーによりコアサポーターの心は元々掴んでおり、加えてコロナ禍の今シーズン、声出し応援禁止の静かなスタジアムにベンチの彼からの声援が響き渡り、図らずとも存在感が増すという現象が起きていました。
対戦相手のサポーターからは
「ルール違反で声を出してる東京サポがいるぞ😡」→ 「なんだ、控え選手かよ😟」
と呆れうざがられるケースが多発。いまや「合法声出しサポ」の異名が定着しました。
そんな彼のインパクトが私の脳裏にも強く焼き付いていたのでしょう、ある日突然「アメコミ風の波多野豪がVAMOOOOOOS!!と叫ぶゲーフラ、良くない?」とアイデアが降りてきたのでした。
奇しくも11月7日にルヴァン杯決勝を控えた時期、ゲーフラを作るには良いタイミング!すぐにデザインを制作しました。
波多野豪ゲーフラのためのアメコミ風文字の考察
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 15, 2020
※決定案とは限りません pic.twitter.com/Fbk78C7hQx
波多野豪ゲーフラのためのアメコミ風装飾の考察
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 17, 2020
デザインはもう完成してます。
何の動機もなくポコッと湧いてきたアイディアをちゃんと作りきれてスッキリ。ルヴァンの神のお告げだったのかな。。汝ゲーフラを作りたまえ pic.twitter.com/lYBF3rFxc7
波多野豪ゲーフラのためのアメコミ風イラストの考察
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 19, 2020
指摘される前に先に言ってしまうと、手首の表現が甘いです…ちょうど良い資料が無くて。でも完成形ではトリミングしたのでそこまで気にならない感じ。あと、クリームパン再び。 pic.twitter.com/XVene3kxXp
波多野豪ゲーフラのためのアメコミ風デザイン完成
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 21, 2020
「GO HATANO」の名前もうまい事ハマりました。
ここまで作ったからにはちゃんとゲーフラにしますよ✊材料も手配中。そして右の画像はここからもう少しいじります。 pic.twitter.com/zAajv2wssK
ゲーフラへの再現性を無視したポスター風完成形がこちら↓↓↓

「GKであり、合法声出しサポでしょ?」と誰かが落書きした「and supporter」がアクセントです。
ここからは実制作。
まずは布の大きさに合わせて元絵を分割プリントアウト。
ダイニングテーブルが空いてる今日明日がチャンス pic.twitter.com/okKt20RH5Q
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 28, 2020
波多野豪くん、「持ち味は元気」と自分で言ってたからには切り替えてもう元気だよね? pic.twitter.com/tADMKZBQtJ
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 29, 2020
上記ツイートは10月28日の柏レイソル戦にて波多野が起用されるも3失点で敗戦した事を受けて。

元絵の裏面を6B鉛筆で塗り潰し、転写ペーパー化させます。(洋裁グッズのチャコペーパーを使えばこの工程は省略出来ます)

布の上に元絵を配置し、アウトラインをボールペン等の硬いペンでなぞっていきます。赤ペンにすればトレース済みの箇所がわかりやすい。この時点で「こんなに手数のかかるデザインにして…私バカだ…」と後悔がよぎらない事もなかったのですが、気付かなかったフリをして作業続行。

見えますか?布への転写が完成。ここからはいよいよ色塗りです。
100均のアクリルガッシュ使うの初めて。どんなものか。 pic.twitter.com/HwsbuS94s4
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) October 29, 2020

近くで見るとだいぶ雑ですが、遠目なら全然問題無い。

ホントは締め色の「黒」は最後に入れるのがキレイに仕上げるコツですが、今回は途中でも入れていかないと完成イメージが見えづらく心くじけそうになったので、中途半端なタイミングでも入れていきました。
ところで、下に敷いている新聞紙が布に貼りつくという「ゲーフラあるある」は私だけでしょうか?

だいたい一日につき2〜3時間の作業を隙をみながらコツコツ続け…のべ12時間くらい?ルヴァンカップ決勝である11月7日の数日前に、私にしては珍しく余裕を持って完成!

これで決勝戦の晴れ舞台はバッチリだね!!!…と思っていたのに。
柏レイソルのクラブスタッフ及び選手にクラスター発生。
ルヴァンカップ決勝戦は、年をまたいだ1月4日へ延期に。。。
わかっちゃいたけど、今年は受難続きですね🙃🙃🙃🙃🙃🙃
ため息ばかりもついていられない、我々も気持ちを切り替えなくては。そして東京のGK周りはここにきて熱い状況に。
ルヴァン決勝を前に波多野の起用が増え「これは林を休ませてる?」「いや、波多野が正GKの座を対等に競っているのでは?」と、見てる方も良い緊張感を持ち始めていました。加えてこんな声も。
もうこれは、自分の性格というか嗜好というか性癖みたいなもんなんだけど、波多野が林と正GK争ってるって言えるぐらい台頭して来た今、つい思っちゃうんだよね。
— i s o m i x (@isomix) November 11, 2020
ダマさん、これで終わるタマじゃねーよな?と。
すると11月18日のアウェイ仙台戦では、そのダマさんこと児玉がGKスタメン出場!試合はドローで終わりましたが気迫のセーブを見せてくれました。
こりゃーますます熱いぜ!と思うも、林がサブにも入っていない事が気にかかり…
林…?
— kishiko oomi / Graphic Designer (@kioo3) November 15, 2020
そしてなんとなく不安を感じていた通り、BADニュースが飛び込みます。
10時に発表があり、負傷内容が発表されました。
実前十字靭帯❓
マジかよ❗️が率直な気持ちです。
実際のところ14日に負傷してから、みんなに伝える事が出来てないことも少しモヤモヤしてました。
今は寂しそうにされる目線が1番辛いかも😅
意外と自分の中では、メチャ落ち込んでるわけでは無くて、怪我から帰ってきた時にピッチから離れた事で、より俯瞰した考えを持てるようになっている新たな感覚を見出したいなと思ってます。(林彰洋instagramより引用)
なんと…これまで鉄壁の正GKとして君臨していた木木ネ申が、ACLやルヴァン決勝という大舞台を前に深刻な負傷離脱…
チームは現在カタールにて、波多野、児玉、野澤のGK3人でACLを戦っています。まさに総力戦。(GKなのに…!)日本に残った林は大手術に立ち向かいながらもチームを鼓舞。Twitterにはメッセージを積極的に投稿、サポへのリプも頻繁に行い「自分の出来る事で盛り上げていこう」という気概を感じます。
林よ…😭
ふとした思い付きで波多野ゲーフラを作り始めた頃にはこんな事になるとは想像だにしなかった…
この後のACLでの勝ち進みにも寄りますが、残りのリーグ戦にACLメンバーが出場する可能性は極めて低く、帰国後の待機期間緩和によりルヴァン決勝には間に合う?という状況(認識に誤りがあれば教えてください)。
いろいろややこしくはありますが、ルヴァン決勝は誰が出場しようとこのゲーフラを新国立に持参し、残りのリーグ戦に出場するであろう若手選手も含め、FC東京のGK陣全員を讃えるつもりで掲げます。
VAMOS!!!! 東京GK!!!!!!!!
ちなみにこのゲーフラは、チームがカタールへ向かう直前のホームゲーム名古屋戦にてこっそりデビューさせました。一人で数年ぶりのG裏へ行き、これまた数年ぶりのゲーフラ掲げ…予想以上に勇気が入りました笑 作るのは好きだけど現場でアピるのは照れがある文化系体質なのでした。
graphic designer
kishiko oomi
http://k-oomi.com