1ヶ月間でマーベル23作品を履修した感想
2021年の冬休み。ステイホームなお正月。もともとはマンダロリアンを観るためだけに加入したディズニー+でしたが、マンダロリアンの最終回に大層シビれたのと、月額がお手頃、ついでにサインアップやアカウント確認に猛烈に手こずったので簡単に解約するのが惜しいような…という気持ちから契約を継続することに。
そこで折角なら1月から配信開始のドラマ、ワンダヴィジョン(マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ)に合わせてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品をざっと観よう!と思い立ったのが、今年の元日だった訳です。
マーベル作品はふんわり知っていたものの、ほぼ未履修だった私。そして一月の計は朔にあり。
Googleで「マーベル 最低限」「マーベル 見るなら」と検索し、ちょっとでも楽して履修を終えようとするも最初の最初に必見のアイアンマンはディズニー+に無くNetflixにある。
ややこしいな…と早くも大人の事情に翻弄されつつ、アイアンマン視聴開始。
約2時間後。
「アイアンマン、めっっっちゃめちゃおもろいやんけ〜!!!!」と、ドーパミンだくだくになりました。
が、その流れで余裕をかまし、どのサイトでも(エンドゲームを観るべく最低限把握するために)必見!と書かれているフェーズ1の作品を観進めて気付きます。
(…あっ、アイアンマン、かなり面白い方なんだな)
と。
めげずにフェーズ1のラストを飾るアベンジャーズを観終わる頃には、「私もアベンジャーズになりたい!!」という強い思いが込み上げて、世界観に対してテンションはぶち上がりやすくなるものの、その後の道のりはやっぱり長い。
もともとネフリやアマプラでも何シーズンもあるドラマシリーズには躊躇してしまったり、2時間以上ある映画って長いなと思ってしまう方だったので、余裕で2時間以上あるMCUは当初なかなかハードルが高かったです。
ですが、この1月。
仕事、寝る、食べる、お風呂以外の時間の多くをMCUに費やしたことによって、すっかりMCU作品の感覚に慣れ、
「コンプリートによって得られる充実した気分」
「少しずつでも良いから継続するというスキル」
「やり遂げることによって得られる達成感」
といった思いもよらぬベネフィットも。
と、いうことでマーベル未履修の方、よければぜひ。
ちなみに、ネットで「最低限どれを観る」みたいなのを参考にしつつ、結局最後にはすべてを観た結果、キミ的に最低限に何を観たら良い?と問われると…
「出来ることならば公開順に全部観るのをおすすめしたい」です。
確かに、「面白いかと言われるとなんとも…」という作品が無い訳ではないのですが、そういう作品に限って重要な人物やエピソードが出てくるんですね。
そして「強いて言えばそこまで本筋に影響しない…かな?」という作品に限って面白かったりする。うまいことできてる〜
あと、リソースを割いた分だけ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の感動がすごい。
なので、少しずつでも良いので、全部観て!
そうすればきっと(面白い面白くないを超越して)MCUが大好きになるはず。
以上、重大なネタバレにならない程度に(なってたらごめんなさい)各作品の勝手な感想をメモして私のMCUフェイズ123修得としつつ、引き続き履修を続けたいと思います。
フェーズ1
『アイアンマン』
普通に映画として面白い。
慣らしとして入るには設定や敵のスケールがちょうど良いしトニー・スタークのキャラクターが過剰なほどにイケてる要素全部盛り&ほど良いナルシズムで魅力的。この時点で不動のトニー人気が約束されたようなものでは。
ジョン・ファブロー監督、華麗にコメディとして着地させる感覚が好きだなぁ。
『インクレディブル・ハルク』
最初で最後のエドワード・ノートン版ハルク。繊細さと知性が感じられる彼のハルク、好きでした。アイアンマン引っ張って観ると盛り上がりに欠けると肩透かしくらうかもですが、ハルク誕生のきっかけは大事なので観ておきたい。
ノーラン版バットマン感覚で捉えると良いのかも。
『アイアンマン2』
ミッキー・ロークは全作品の中でもヴィランとして魅力的。サム・ロックウェルの小物ぶりが良い(でもこの手のキャラ、MCUではよく出てくる気がするので後々既視感)。
どうも怪しげな秘書の登場も良い。
『マイティ・ソー』
最初の関門だとよく聞くマイティ・ソー。突然舞台が神々の国になるのと、日本の多くの人にとってあまり親しみが無いであろう北欧神話がテーマになっているので混乱するかも。
しかしヴィラン含めてMCUを通してのキーパーソンが出て来るのでかなり大事。
私はナタリー・ポートマン演じるジェーン&カット・デニングス演じるダーシーの絡みとソーの筋肉に集中しました。ダーシーはテストに出ます。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
これまた関門だという人が少なくない作品。でも大事。これ観るのと観ないのとで、のちのちキャップへの感情も変わってくるかも。
『アベンジャーズ』
来ましたアベンジャーズ。今思えば最初のお祭は早めにあるんですね。5作観れば、プチご褒美タイム。飴と鞭?のバランスが良い。
アベンジャーズを観ていると色々なツッコミも忘れて「アベンジャーズになりたい!」という気持ちに(なるのは私だけでしょうか)。
フェーズ2
『アイアンマン3』
1.2と比べると冗長な気もするけれどトニーの人間性の長所短所が物語の要になったことが後々に生きたかなと。
トニーのキッズに対する対応のバランス感覚が好き。子育て上手そう、と思った記憶。
この辺りからSWに対するオマージュがところどころで垣間見られる気が。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
マイティ・ソー特有の要点の得なさみたいなのは否めないけど、とあるシーンがエンドゲームで要となるので観ておきたい。
ジェーンとダーシーの掛け合いが可愛い。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
来たか〜キャップ〜と思いつつ観ると、「え?何?面白い…?何これ面白い!」とちょっと動揺するキャプテン・アメリカ2作目。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』からこれくらい飛ばしてくれても良かったと思わずにはいられない。
普通に面白いし、後々重要な設定やキャラがてんこ盛り。ルッソ兄弟の手腕よ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
面白い〜!キャラが全員良い、みんな大好き!
伴奏がオープニング(この使い方は反則!)からエンドロール(思わず笑顔になる)までニクい!
何回でも観たい!最強ミックス聴いてます。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
長いのもあって観ても観ても一生観終わらない気がする。
数日に渡り、少しずつ心を無にして観ました。
先輩MCUファン方に「必要な犠牲」、「からのインフィニティウォーとエンドゲームには魂持っていかれます」(から頑張って!)などと励まされた本作。
ラスト30分は楽しいので、なんだかんだ観て良かったナ!という気持ちに。終わりよければ、というやつです。
『アントマン』
MCUの中ではサブのギャグ作品枠&ダメキャラ扱いなイメージがあったものの、普通に面白いのと、エンドゲームのキーパーソンの一人でもあるのでやっぱりマスト。
私は彼みたいな人結構好きです。
フェーズ3
『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』
『エイジ・オブ・ウルトロン』再び。2時間半のアベンジャーズ勢揃い系。
見所…アベンジャーズが平和にパーティーで盛り上がる、みたいところ…なのか?
彼や彼が初登場となるのでう〜ん、観るのをおすすめせざるを得ません。
『ドクター・ストレンジ』
面白い。MCU観てない人も「これは観た!面白かった!」という人が多い気が。パラレルワールドや多元宇宙論が映画として良いスパイス。
ルクルトのマスター・ウルトラスリム・パーペチュアルとレベルソ、ロレックスのデイトナが登場するので時計好きはそこもチェックですぞ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
リミックスて!(原題はVol. 2)と突っ込まずにはいられませんが面白い。
このあたりでは既にMCUワールドの住人なので、「仲間!」「家族!」みたいなのに対していとも簡単に泣く。
マイケル・ルーカー演じるヨンドゥというキャラが何故が柳沢慎吾さんに見える時が幾度かあるのですが、私の記憶が確かならば日本語字幕で「あばよ!」というシーンがあります。確信犯かな。
『スパイダーマン:ホームカミング』
最初こそ「キッズ向けかな〜」と思うも、やっぱり面白いスパイダーマン。動きが面白いとそれだけでも面白いですね。視覚効果すごい。
個人的に、好きな異性のタイプが小柄で骨が華奢(で目元がキュッとしている)ということで、トム・ホランドがMCUの中で断トツでタイプ。
トム・ホランドがうっかりネタバレしても許されるの(マーベル社長曰く可愛いから許しちゃうよね〜とのこと)分かる、分かります。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続いて、来ました面白いマイティ・ソー。
ヴィラン、ヴィラン、またヴィラン。かと思えば、ヴィランがヴィランじゃなかったりして。監督がジョジョ・ラビットでお馴染み、タイカ・ワイティティ。マンダロリアンのエピソード8も良かったですが、この手の作りでの観せっぷりの巧さはさすが。 次作のマイティ・ソーも彼が監督らしく楽しみ。
ヴィランのケイト・ブランシェット様がクールです、そして、え?そこ?そこマッド・デイモン?
『ブラックパンサー』
いかにもディズニー!な面白さ。単体としても面白いんじゃないかなと。そういうのに限って、後回しでも良いかも…な重要度だったりするのがMCU(ですが、飛ばさす観るともっと面白い)。
MCUは基本的にアウディ!アウディ!アーンドアウディ!という感じなのですが、本作ではレクサスがクールに描かれています。新鮮。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
来ました、今現在MCU最大のお祭、前編。アベンジャーズになると全員の見せ所を作るために長くなったり話があっちこっち行っちゃうのは否めないですが、面白い。
この後エンドゲームの公開までリアルタイムだと1年の間があったんですね、SWの5と6くらい悶々としそう。でもリアルタイムで観たかった!
『アントマン&ワスプ』
これ観る頃にはすっかりマーベル大好きになっているのでいとも簡単に面白がり、そして泣きました。この1ヶ月で私の涙腺は蛇口しめ忘れた水道レベルに。
ウー捜査官もテストに出ます。
『キャプテン・マーベル』
エンドゲームを観るにあたって必見。私は楽しめました(ここまで来ると何観ても「私は楽しめました」と言うほかない)し、余裕でおんおん泣きました。
主人公キャロル・ダンヴァースの親友マリア・ ランボーとその娘モニカ・ランボーもテストに出ます。
うっかりフューリーに対する好感度が爆上り。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
アベンジャーズ最高!ありがとうアベンジャーズ!となるための映画。
リソースの分だけ泣けます。全部観て良かった(逆に観てないとふーんって感じみたい)
個人的にキャップとソーのシーンで、ぶわっと泣きつつ『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』観ておいてよかったなとしみじみ。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
エンドゲーム後の世界。やっぱりキッズ向けかもしれませんが、やっぱりスパイダーマンってだけで面白い。ビヨーーン。
『アイアンマン3』ですっかり好きになったハッピー。またまた好きになりました。ハッピー、こんなに好きになるとは思ってなかったハッピー。
トニーは同業者を煽りすぎ。
以上、振り返るとやっぱり23作全部観てよかったなと思うと同時にワンダヴィジョン楽しめてます(そのためにも全作エンドロールに至るまで飛ばさずみよう)。
そして今後公開される作品は、公開早々に行くことでしょう。
ちなみに現在、この勢いでザ・クラウンを観ていますが「ちょっとずつでも良いから観ることを続ける」というMCUスキルのお陰で順調に観進められています。ありがとうアベンジャーズ。
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