日本とフランス、食事することに関する考え方の違い
イタリア料理をサムネに載せて何を言ってるんだという感じだが、フランス滞在を通してだいぶ考え方が変わった「食事すること」について、自身の東京/フランスでの経験を比較しながら考えていく。もちろん日本の良いところも書く📝
フランスに長期滞在する中で、考えさせられたトピックの一つが食について。
「美色」というイメージが強いため、凄くファンシーなものを想像するかもしれないが、私が得た観点は、以下の点。
・人生の中で「食べる」時間をどう捉えるか
・新鮮なものを、時間をかけて食べるという贅沢
日本も食文化が豊かで、実際にそれで海外の人にも知られたりしているが、「健康的に、新鮮なものを、心に余裕を持ち味わって食べる」という点ではかなり貧しいのでは無いかと思う。(特に都市部に住む若者)
フランスに、留学生として一人暮らしをしながら生活していた私が気付いたフランスの良い点
・コンビニ・ファミレスが無い。→加工食品食べる機会が少ない。代わりにスナックはBoulangerie (ブランジェリー)/ スーパーなどで買ってクロワッサンなどを食べる。ご飯はお家で食べる。結果的に外食する時はかなり特別な気分になる。
・ランチタイムが長い。イタリアなどもそうだがお昼ご飯はお家に帰って家族と食べる人もいるそう。→ 食事🟰家族など大切な人と過ごす時間というイメージが浸透していて、それがビジネスの場面でも確保できるような配慮がある。
・スーパーの売れ残りの商品を毎週無料で貰える。(円安で苦しんでいた私をどれだけ助けてくれたか、、)
フランス人全員がそうという訳ではないと思うけど、便利さ・効率の良さ< 新鮮さ、authenticity 、家族との時間 という考え方やそれが実際に浸透していて良いなと思った。
一方で現代の日本での食生活(特に都市部に住む忙しい若者)は随分と質が落ちたと思う。凄く忙しいし、安くて手軽に外で食べることのできるオプションが多いから。もちろん便利なのも良いけど、レストランで1人で座って携帯見ながら下向きながら早いスピードでご飯食べてる人見ると大丈夫かと心配になる。
人がご飯をゆっくり味わう時間も与えない世の中って何なんだろうね。しかもその人たちが自分のパッションに駆られて日々忙しく、そういう食生活になるならまだしも、特に好きでもない仕事をしてそこで残業が多いからそういう状況に追い込まれてたりするのかと考えると虚しくなる。
「健康的で文化的な最低限の生活」
人は食べたもので作られているし、食生活が与える影響って長期的・短期的どちらの視点でも凄く大きいと思う。もっと食事に対する意識が上がって、家で手作りする時間や大切な人と過ごす時間として社会全体で大事にしていった方が良いと思う。
少子化の問題など大きくなっているが、こういう側面を大事にして、若者の安心感や幸福感を上げていくのも一つ策として良いのかなと思う。
世界に真似して欲しい日本の良いところ✨
コンビニで買える安くて美味しいコーヒー。
フランスはコーヒーあまり美味しくない割に、カフェに行くと€5-7(¥800-1,000)くらい払うことになる。コンビニは賛成じゃないけど、コンビニくらいの便利さで安くて美味しいコーヒーが飲めるのは世界中に広まって欲しいな。笑
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