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20代前半から後半にかけて複数の事業売却を行えたM&A裏話

ユニークキャリア代表の岸田です!

先日M&Aバンクの収録がありました!

自分にとってM&Aバンクは「日常」で、日々新着動画を楽しみにしているファンだったので、出演させて頂きとても光栄でした。


下記インタビュー中でお伝え漏れした内容を記載しておきます。少しでも参考になれば幸いです。

【どんな事業をいくらで売却したか?】

・すべてメディア事業です。SEOメディアが8割。あとの2割はSNSアカウント。コロナ渦でインスタグラムが伸びやすい期間で10万フォロワーがついたアカウントを2つ売却しました。このあたりをオープンにすると行儀よくないので、直接お会いする機会があればその際にお話させてください。

・許可済みのサイトとインタビュー記事を掲載しておきます。

例1:ゴルフメディア  https://golfclub.co.jp/
例2:金融メディア(インタビュー) https://sitecatcher.net/blog/interview/sitema/fx 
※例2の仲介担当者は過去M&Aバンク出演のある、サイトキャッチャーの横山さんです。

【しくじり起業家(クリエイター?)】

・もっと高い山を目指して最初から1プロダクトで突き抜けたほうが良かった(視座の高さの重要性と時間軸を味方につける重要性をわかっていなかった。将来大きなビジョンからの逆算)

・そもそも事業譲渡複数は小粒だし、資産の切り売りなので褒められたものではない。タイトル釣りすみません…!

・まとまったキャッシュが入ると不安はないが、不安や緊張などの適度なプレッシャーが起業家としての成長機会でもある気がする。総じてぬるかったので成長角度を保てなかった。(雑魚)

・サイトの取り分で揉めて裁判した件。当たり前だけどノリでやると良くない。契約周りはしっかりする。また、株式の比率や法務的な知識は長くても1週間で勉強できるはずなので、最低限準備したうえで箱をつくったり仲間あつめをする。※ではないと上手くいっても失敗しても大揉めする。大切な仲間を失う。反省。

【売却前提の事業づくり、売却交渉中に考えるべきこと】

・PER、売却額について。買い手側は相場を持ち込んでくるが、相場に納得するのではなく事業の継続性、本質をみる。「トレンド×土俵」

1.トレンド
過去に運営していたライブ配信領域、仮想通貨はファッション性があるので相場(あるいは熱狂的市場であればタイミング見極めての)売却で概ね良かったが、例えば就活、人材系の領域はボラティリティ低く長く続き将来的なトレンドなのでPERは強気でよい※売らないで自社で保有し続ける選択も全然あった。

2.土俵
そもそものプラットフォーム自体の伸び率←きちんとやるならGoogleの決算を見て検索面の広告収入やYouTubeの広告収入の伸びをみる、そのほか各種SNSのユーザー数の伸びを確認。伸び率がプラットフォームのPERに紐づく。ひいては競合性すなわち事業の難易度につながる(限られたパイの奪い合いか?どうかの観点)

【M&A後の注意、お金の使い方】

・事業譲渡金額の扱いについて。「税金が」「今期中にお金使おう」みたいに思って焦ってお金使おうとしてしまう。私はそれを見越して、期の頭1日に事業譲渡して12ヶ月余裕を持たせて進めたが、それでもお金の使い方は雑になる。絶対「一回はお金の使い方ミスる」といっても過言ではない。

★パーキンソンの法則「支出の額は輸入の額に達するまで膨張する」の把握をオススメ。

・ミスってゴルフの実店舗FC加盟して4,000万円溶かしたのは養分すぎた。成功するには、FC本部の代表が本気、加盟者コミュニティが強いなど、結局は「人」。クラブピラティスに一度お話だけでも聞いておけば良かった。
・パーキンソンの法則は個人でも法人でも同様。M&A後の個人的なお金の使い道として、エンジェル投資、知人、友人の会社への貸付、欲しいもの(時計、マンション)など買っていくと、どれだけ理性的・論理的でも一瞬でお金がなくなる。M&Aバンクで予習して分かっていたはずなのに。

【なぜアイドマHDにM&Aしたのか?】

・力不足(および視座感の限界)だとそもそも感じた(学生起業から我流で5年やって伸び率低い、凪の成長)
・労働人口減少に伴うソリューションとして、アイドマHDのビジョンやビジネスモデルに共感した部分が大きいのと、一定の時価総額、規模もあり、今後も伸びると思っている(アイドマHDのコスト意識も高く利益率も良いビジネス構造になっている)
・三浦社長とは運命を感じた。シンプルに尊敬できて、貢献したいと思えた(ピュアに高い目標を掲げている)

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取り急ぎ以上です!参考になっていれば嬉しいです!!

M&Aバンクのチャンネルを見始めたのは2019年、まさか自分が出演するなんて考えられませんでした。まるで画面越しで見ていたドラマの中に入らせてもらっている気持ちです。

ご縁を頂いたのは金さんのご紹介です。実は裏話として、普段見ているチャンネルで、恐れ多いなと感じて2年前一度お断りしてしまっていました。その後2回目のオファーを頂き、引っ張り出してくださり、本当にありがとうございました。

また、島袋社長の企画・当日の演者力の高さによって最高の仕上がりになっております!かゆいところに手が届く動画編集を行ってくださった樋口さんにも感謝です!

M&Aバンクを通じて、過去の出演者とも対面でお会いする機会もあり、M&Aバンクは私の人生を変えてくれたメディアです!

今後もM&Aバンクアンバサダーとして微力ながら貢献できますと幸いです!

ユニークキャリア岸田

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