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Day2-2 それでも人生は続いてく

サイゼリヤを後にして、ふらふらしながらライブハウスに向かった。ライブハウスの向かいのビルには野良猫が寝ていて、
「暑いね」と声をかけたが返事はなかった。

トシちゃんと合流してお店へ。久しぶりに空間丸ごとタバコの臭いが染み付いた場所だったので、リハーサルのあと気持ちを整えに一度退出。
dOPPOのときであれば、
「あぁ、今日は自分の出演時間以外は、ずっと外にいよう」
という褒められたものではないものの抑え難い感情に素直に従った。だがしかし
今日は何より私の生存確認ではないか!?私がいなければ
「あれ?いない。死んだかな?」
と思われかねないので戻って大人しくその場を楽しむことにした。
外は今にも一雨きそうな雰囲気で雷が光っていた。
(このあと語尾がですます調になります。なんとなくそのまま)

恋はもうもく・東京スーパースターとハローホークとTVと

二日目は、私の生存確認イベントだったが結果的には誰かの結婚式の二次会のような雰囲気で一通り3人演奏が終わったあとにリクエストを聴いたり(Zmanはリクエスト貰えたからやったけどベースのコード進行知らなくて最後ぐだぐだだった)トシちゃんは、ハローホークの曲など思い出したように歌ったり
トシちゃんと恋はもうもくの仲野くんがパスタかなんか作ったりしたっていうデュエット曲みたいなのを皆んながシンガロングしたりしていて
私のいなかった彼らの青春にお邪魔したような気持ちになりました。
これはとてもいい時間に立ち合ったなぁって思いました。
恋はもうもく仲野君の歌も、自分への響き方があの頃とはずいぶん違うようになっていました。仲野くんってこんなに気持ち悪い人だっけな?と思うような身のこなし、それに反して丁寧なギターと歌。
そして皆んながその音に聴き入っている様子、沁みました。
彼らに会うのは、当時の尖りに尖っていた自分を思い出し正直、小っ恥ずかしくもあります。彼らにとってどう映ってたかわからないけど、皆んなが当時のリスペクトを私に表明してくれる度に、やっぱり自分は偉そうだったのかなと勝手に反省したりするときがあるんですね。なので演奏はちょっと緊張しました。
しかし考えてみると自分としては、生存確認なので、やっぱりこの日は特に演奏は二の次、みんなが再会してこういう場ができるきっかけを作ったことだけで良かったのかもしれないなと、何となく思いました。
「ライブ」だったら内輪ノリが嫌だなと思いますが、私の「生存確認ミーティング」なんてあらかじめ内輪としか言えない趣旨の集まりなので、あんな夜もあることは、きっといいことだと、そんなふうに思いました。
来年は(あればだけど)ハローホークの中塚君がベース弾いてくれるそうです。

配信ライブ

あと少しだけ。もとじま君だけ2日目の終演後に電話でつなぎました。彼の歌声を聴きたいのは勿論なんですが、それ以前に
どうせ歌うなら、なんとなく自分の歌を彼に聴いてほしいという気持ちがありました。
この感情はなんなのかわかりませんが、彼も画面越しで手を振ったり小銭をかざして課金してくれたり楽しそうでした。
最近、京都のユーゲというお店でもそういうことが起きたんですが、遠くに向けて歌うような歌い方ではなくって、たった一人のために歌うことで、そこにいるみんなに届くような歌い方があるのかなぁとか思っていて。
それでもとじまくんにはトシちゃんの携帯のアプリで電話を繋いで画面越しで一人配信で2曲歌いました。その場にいたお客さんは私がもとじまくんの映るアイホンに向かって歌って配信しているのを見るという非常にメタな配信ライブをやってみました。とても楽しかったです。

サトゥとは、この二日間一緒に演奏できて楽しかったです。ありがとう。

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