FXにおけるメンタル管理
FXで多くの人が退場してしまう大きな要因の一つとして、
自己ルールを守れないということが挙げられます。
では、なぜ多くの人間は自己ルールを守れないのか。
その原因について少し考えてみます。
そのカギを握るのがまさに”メンタル”なんです。
人間は脆いものです。
メンタルが崩壊すれば、全ての事がボロボロと崩れ落ちてしまいます。
だからこそ、FXにおいてメンタル管理がとても大切なのです。
では、どうしたら可能な限り正常なメンタルを保つことが出来るのか。
野球で有名なイチロー選手は毎朝カレーを食べ続けたという有名なお話があります。
あれは毎日決まったことを行う、習慣化する(=ルーティン)ことによって、緊張する場面でもいつもと同じことをすることによって、いつも通りの精神状態を作り出しているのです。
FXにおいてルーティンが大切である理由は、決まった何かを毎日行うことで、”一定の安定した精神的スタンスを保つ”ことを助けてくれるから。
精神を完全に波のない状態に持っていくのは不可能です(少なくとも私にとっては)。
しかし、ルーティンはこの波をかなり和らげてくれ、ニュートラルな状態へと導くために非常に役に立ちます。
ルーティンはメンタル管理する上で非常に有用で、トレーダーに良い影響を与えます。
ただし、これを完璧にしようとすると逆にストレスになるため、簡単に出来ることでよいです。
具体例としては、
・トレード前にホットミルクを飲む
・毎日筋トレする
・掃除してから睡眠をとる
・1日の終わりにチャートをコピーしてトレード日誌をつける
・一日の振り返りとして配信を開く
もう一つ、メンタル管理に関する話があります。
人間、認知できていない問題に対して対処することは不可能です。
先ずは”発見”する。そして”対策”をする。
FXでルールを守るれるようになるまでの過程というのは常にこの連続です。
ルールを守れる日もあれば、何となく破ってしまう日もあったり、その中で損失を叩きながら反省し、原因を探し、見つけ、対処する。そしてまた次の課題を見つける。
その課題も克服したなんて思っていたら昔の悪癖が顔を覗かせ、そいつをやっつけるために頑張ったり・・・。その連続。
「ある日を境に100%自己ルール通りにトレードできる!」といった性質のようなものではなく、「毎回のドロドロとした試行錯誤の連続の結果」です。
結果として、ドカン!の随分前の段階で対応できるようになり、無意味な損失が減っていき、利益が残る。
ただ、FXで利益を得られるようになるには、ドカン!を経験することが不可欠だとも考えています。
経験したことだからこそ、きちんと損切りしないといけないんだ!と認識できるのです。
もうあんな経験は嫌だ!だから絶対に大きな傷になる前に損切りする!といった思考になるのです。