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幼い頃のお出かけは

『出かけるよ』と母が言う時は大体都内の百貨店だった。
母の外出先を選ぶポイント
「疲れない」
「汚れない」
「虫刺されしない」
「溺れない」
「転んで怪我しない」
…アウトドアな事は選ばないって言う。
今でも海や山、川などへは行かず。
孫にも「危ない。東京に…百貨店へ行け」と言う徹底振り。

小学生の頃、私が『いちご狩り行きたい』とリクエストすると…
行く先はやはり百貨店でした。
「30分1,500円食べ放題のいちごも美味しいけどそんなに人間食べられない」
「(当時は土耕栽培がメイン)土で服が汚れる」…と却下。
「百貨店に行けば全国の美味しい果物が必ず買える」
「1,500円払うならパーラーに行った方がいい」
…なので今でも、お店で買う方が多いです。
家族でいちご狩りなど行った事がありません。
今は百貨店まで行かなくても直売所や道の駅などありますしね。
とにかくインドアな母です。

因みに父が連れて行く所は競艇場…。楽しくない思い出。

地方の百貨店が閉店
都内の百貨店も閉店やら売却などニュースが流れていますね。
私は今でも百貨店好きで結構行くのですが…やっぱり若い年代は大型郊外店舗やネット販売なんでしょう。
コロナ明け(この言い方が合っているかは置いておいて)
日本橋三越本店の特別食堂でランチした際、周りの客は高齢者ばかり。
そして食べる。綺麗に。しっかりと。
やっぱり食べる事って大事。食べられるからこそ元気なんだな、と。
ふとお笑い芸人の矢部さんの漫画『大家さんと僕』を思い出しました。
買いたいものを行きたい店で買うのって大事だし、楽しい。
80歳過ぎても着物やワンピースなどを着て食事に来ているご婦人方をみて
『この年代が百貨店を支えているんだろうな』と。
私もこんなおばあちゃんになりたい。
また違う日に特別食堂でひとりランチをしていたら
隣に座って食事していたご婦人に
「年取るとこんなに沢山食べられない。ここのメニューは美味しいけれど…」と
話しかけられた事があった。残したくないけどって思っているんだろうな。
やっぱり『大家さんと僕』を思い出してしまった。

新宿の伊勢丹は売り場がキラキラしていてやっぱり夢の世界で
眺めるだけでも楽しい。
三越本店の建物…趣ある。(すみません、いい言葉が浮かばない)
パイプオルガンも圧倒されました。
化石探しも楽しい。
小さい頃から母が出かけてくれたお陰で百貨店を楽しめる大人になりました。
お金がかかる趣味ですけど。交通費もかかる。車で行けば駐車代。
田舎者は駐車料金でもドキドキします。
そして日本橋三越の立体駐車場は狭い。運転があまりうまくないので。
高額なモノは購入できないけれど、あのキラキラした空間に行くと
「あー、仕事頑張ろう」と思います。

しかし、高額商品…買う人いるから置いているんですよね。
外商の世界とかちょっと覗いてみたい。

そして、デパ地下のグラム売りのお惣菜は…怖くて買えない。
200グラム買うとびっくりするのはやっぱり地方在住者だからだろうな。
(100グラムだと少ないし)
でも、都会でしか味わえないんですよね。あの味。

画像お借りしました。

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