できる範囲で、できることから。ハイキングコースで出会った人と熊野古道を復活させた人の話。
どうも!KISEN run&trail の店長チヒロです。
今回は山を楽しむ上で欠かせない『道』について、紀泉アルプスやお店での出会いで感じていることをつらつらと書いていきます。
まとまりがないかもしれませんがよろしくお願いします!
先日、紀泉アルプスランニングクラブの朝ランで紀泉アルプスを走っていると大きな鎌を持って歩いてるおじいさんと遭遇。
お話を伺うとハイキングコースにかかる笹やシダなどを刈ってくれていると言うお話でした。
その日はたまたま下草刈りの日だったそうで、「できることから」と他にも普段から色々な形で整備をしてくれているそうです。
冗談まじりですが「日本一綺麗なトレイルにしたいんや」というお話もされていて、紀泉アルプスを愛する人がこうやって日々手入れしてくれることのありがたさ、そのコースを使って遊ばせてもらえているありがたさをしみじみと感じました。
僕たち人間が遊ばせてもらっている山というフィールドは、大なり小なり人の手が入っています。
急斜面には階段が。大きい段差には梯子が。木道や手すり、ベンチやテーブルがあるのが当たり前の山もあります。あまり手の入っていない山でも有志による案内板やピンクテープがあることがしばしば。
そうすることで、ハイキングコースやトレイル以外への侵入を防ぎ、自然へのダメージを減らすこともできますし、より安全に山を楽しむことができています。
人が通らない道は野生動物に掘り返されたり、倒木で通れなくなったり、崩れてしまったりで通れなくなってしまうことも。
一度ダメになった『道』を復活させるというのは容易ではないでしょう。
そうならないためにも一人一人が普段からできる範囲でできることをやっていくことが重要なんだなと改めて感じました。
例えば
コース上の枝を拾う、どける
掘り返されたところを踏み固める
ゴミを拾う
などでも十分『道』に対していい影響を与えられるのではないでしょうか。
できる範囲で、できることから。
やっていきたいと思います。
ところで、一度ダメになった『道』を再生させている人が和歌山にいるのはご存知でしょうか。
龍神村に移住してきたトレイルランナーの中川政寿さんは『幻の道』と呼ばれた熊野古道「奥辺路」を復活させ、80kmものトレイルを整備しています。
普段はコーヒー焙煎士、芋農家としても活動しつつ、トレイルランナーも併せて三つの草鞋を履く中川さん。
トレイル整備を「道普請」としてエコツーリズムにも組み込み、さまざまな人と繋がりながら奥辺路を再生しています。
KISENでも【ローカルトレイルを楽しむための道普請】と題してトークショーを開催しました。
そんな中川さんは現在クラウドファンディングに挑戦中なんですが…
コチラのリターンに中川さんと行く奥辺路道普請があるんです。
こういったものに参加して「できること」を増やし「できる範囲」を知るというのも良さそうですよね。
店長も参加してみたいと思います。よかったら一緒に行きませんか?
リターンの中には温泉水でコーヒー豆を洗うドラゴンウォッシュ製法のコーヒーやさつまいものお菓子といったライトなものから、伝説的なトレイルランナー石川弘樹さんと道普請とキャンプをするものや、奥辺路縦走といったなかなか経験できないようなことまで色々あるので一度見てみてくださいね!