タカシクエスト 第2章
僕と老婆は秋葉原の街を歩きながら、お互いの今までの人生について語り合った。
老婆の名前は絹枝と言った。
そして絹枝はなぜ炎系の魔法を操る魔術師になったのか話してくれた。
絹枝「私が小学校のころのことじゃ。ある日授業でニワトリの絵を書くことになったのじゃが、そのニワトリのトサカをを赤色じゃなくオレンジ色に塗ってしまったのじゃ。そしてそれを見た担任の先生が突然激高して私をひっぱたいたのじゃ」
僕「酷い…。この程度のことでひっぱたくなんて…」
絹枝「それが昔はあたり前田のクラッカーだったのじゃ」
僕「前田? その前田先生は、授業中にクラッカーを鳴らして生徒を威嚇していたんですか。信じられない」
その出来事が原因で、絹枝は炎系の魔法を操る魔術師になった。
幼いころのちょっとした出来事が原因で自分のスタイルが確立する。
僕は、保育園や小学校の先生の役割って重要だなって思った。
オラに力(お金)を分けてくれ~。