レンジャーズストライク
2006年4月。
俺は旅に出ている。けれど、普通の旅ではない。
レンジャーズストライクの自販機探しの旅だ。
カードダス.comに記載された自販機設置店を確認して、行ける範囲の場所はとことん行った。
京成線は成田まで。新京成線は松戸まで。総武線は中野までだ。
それで、1200円に1枚の確率でスーパーレアが出るわけだが、誰かしら何回か回している状態だ。
だから、運が良ければ100円でスーパーレアをゲット出来た。
また、ごく稀に自販機の前に行くと先客がいて、何回か回していることがあった。
それで、回している人の表情から、スーパーレアが出ているかいないかが分かる。
だから、出ていないと分かればしめたもの。タカシはハイエナに変化する。
そして、100円玉数枚でスーパーレアをゲット出来た際には、叫びたい気分になった。アオーン。
ショッピングセンターやカードショップでギャンブルが出来る。カードの転売最高!
それで、自販機を回していると、稀にカードが詰まることがあった。
その際は、店員を呼ぶのだが、人見知りである自分は、こう言う事務的な会話も抵抗があった。ウブなタカシ。
けれど、勇気を持って店員に話しかけたのはいいが、酷い目にあったこともある。
それは、秋葉原のラジオ開館にあるイエローサブマリンでの出来事だ。
いつものようにレンジャーズストライクの自販機を回していたら、詰まってしまった。
それで、店員に直すように頼んだのだが、店員は怒りの表情を浮かべて、何やらゴニョゴニョと暴言を浴びせてきた。
俺はそれを見て衝撃を受けた。
なぜなら、表情や雰囲気から、この店員が発達障害者だと断言出来るからだ。
そして、タイプ的に同級生のP君と同じタイプの発達障害者だと思う。
P君は、マジでヤバい発達障害者だ。
中学時代、俺の家のドアに「イカ○ね」と落書きをしたり、高校卒業後、電話に出ないことの腹いせに団地の階段に生ゴミをばらまいたりした。
そして、そのゴミを片付けていた隣のおじさんが、熱中症で亡くなってしまった。
あいつは遂に間接的に○人まで犯したのだ。
あいつは俺の野球人生を終了させ、不登校にもした。
そして、高校時代、カンパの金を要求してきて拒否したら、俺のクラスに現れて、ボロ○ソ暴言を浴びせてきた。
それが原因で友人との人間関係が壊れてしまった。
K.T君とは、高校1年の時から、気の合う仲だった。
しかし、この件があってから、気まずくなり、会話をすることはなくなってしまった。
発達障害者は、クラッシャーだよ。何でもかんでも壊す。
それで、話は戻るが、レンジャーズストライクの1弾は、爆発的なヒットを記録して、どの店もすぐにカードが売り切れた。
それで、再版までされた。
だから、1弾には初版バージョンと再版バージョンの2種類がある。
しかし、2弾と3弾は全く人気が無く、カードは紙同然の価値だった。
でも、4弾は若干人気が戻り、カードもそこそこの価値があった。
そして、2007年春に発売された5弾は、再び爆発的なヒットを記録した。
それで、俺は再び自販機探しの旅に出た。
けれど、そこで衝撃的な発見をした。
イトーヨーカ堂初富店。
ここに5弾の自販機は無かった。
けれど、代わりにとんでもない物があった。
1弾の自販機。しかも初版。
ここらへん時間止まってんじゃねーの?
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