精神病院で、看護師が「キャー」。犯罪者扱いだ!
2004年5月。俺はバスに乗っていた。けれど、新京成バスでは無い。
○○○病院へ向かう無料送迎バスだ。
精神科病院と聞くと抵抗があったが、うつ病を治す目的だけじゃなく、野口整体と呼ばれる整体操法で何の症状を一時的に抑えることが出来ているのかを見つける目的があったので、これを見つけられれば、金儲けができると考えていた。
だから、仕事感覚で病院に向かった。
その後、そんな事情を知る由が無い上野ポリスが、この病院から不正にカルテの情報を入手して、前代未聞の事件を起こすとは…。
病院に着き、受付を済ませベンチに座って名前が呼ばれるのを待っていると、他の患者が目に付いた。
肌が不自然にくすんでいて、水飲み場で水ばかり飲んでいる。
おそらく、薬の副作用が原因なのだろう。
精神病を発症すると顔に現れるというのはこの事なんじゃないだろうか?
しばらくベンチに座っていると、診察室の前にいる若い女性看護師が「福山さんどうぞー」と口にした。
しかし、次の瞬間衝撃的なことが起こった。
その看護師は俺を見るなり「キャー」と悲鳴をあげた。
俺は意味が分からなかった。
その看護師は、俺と同じ位の年齢で白ウサギを連想する顔をしていた。
その後、その白ウサギの看護師は、俺と同じ団地(同じ棟)に住んでいることが判明した。
漫画みたいな展開に驚いた。
○○・白ウサギ・ミミ子 好きな食べ物 にんじん
この看護師は、俺が高校の時に引っ越してきた家族だった。
だから、あの大声を精神病によるものだと勘違いしたのだろう。
しかし、ここはそう言う症状の人が来る所なのに、この反応には疑問が残る。
まさかでっち上げ女情報が耳に入っていたのか?
(最終的に野口整体で、ADHDの症状を一時的に抑えることができていると判明しました)
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