新しいあんスタ、キラキラの笑顔
待ちに待った『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Track to Miracle- (以下TtM) の幕が無事に開いた。
私はこの舞台の原作ゲームのファンであり、出演俳優のファンのひとりである。(原作の推しを演じた俳優さんも大好きになったので推しon推しの状態で感情が大渋滞する)
舞台の見方は人それぞれ。2.5次元の場合、私の見方(というか願い)は「原作に忠実に、推しが推しでいられるように」だ。
結果的には素晴らしかった!と納得ができるものだった(上からでごめんなさい)キセキシリーズはひとつひとつがとても重要な話で、年末のSSに向けてTrickstarが成長していく大切なストーリーだ。もともとグッズ写真が出たところで「輝石 前哨戦のサマーライブ(通称:サマライ)」と「軌跡 電撃戦のオータムライブ」が入るのはわかっていたので、どんなストーリー展開になるのか、どこが削られ、どこが生かされるのかがこの舞台の成功のカギのひとつといえた。あの色んな意味で膨大なストーリーを、ここまでまとめ上げられるのか、と感嘆した。同じような意見も見かけたので、これは間違いようのない感想だ。
また、もうひとつ心配していたキャスト変更についても、不思議と心は平穏だった。できればメインストーリー完結までTrickstarのメンバーには変わらないでほしかった。だけどそうもいかないことが起きてしまい、物語の主人公的存在のキャストが変わらざるをえない状況になってしまった。私にとって取り上げられた内容がセンセーショナルすぎて、真偽のほどはあるにせよショックで仕方がなかった。原作までも汚された気がしていたし、二度と舞台の円盤を見返すことができないとまで思った。
それなのに、どうして心が平穏でいられたのか、それはまだわからない。さすがに座長までは引き継がれていなかったからなのかもしれない。今回は推しが座長になっていて、初演のあいさつでこう言った。
「新しいあんさんぶるスターズ!」と。
運営が変わった、キャストが変わった、という意味合いを込めたものかはわからない。舞台をする際にキャスト変更について話は出たのだろうと思う。(知らんけど)その答えがこのキラキラとした舞台なのだとしたら、多くの人を納得させるひとつの材料になったのではないかと考える。
こういう言い方はよくないかもしれないけど、問題があって交代した役を引き受けてくれた俳優さんの勇気に感謝するし、いつか彼の演じる役で「愛してるよー!」を聞ける日が来たら、うれしいと思う。
受け入れられる舞台を作り上げてくれてありがとう。今はその感謝の気持ちでいっぱいだ。
あとは、東京公演・兵庫公演ともに、誰一人欠けることなく完走してくれることを願っている。
キラキラ輝く俺たちは、あんさんぶるスターズ!を、永遠に胸に抱きながら。