謎解きの成功率を上げるためには?

きせいです。2016年の10月から謎解きに参加し、2017年度は4割、2018年度は一緒に向かって頂ける心強い仲間もいらっしゃるおかげもあり、6割強の成功率となりました。時間制限ありの公演は200ほど参加しています。
謎検は第2回準2、第3回準1、第4回2級です。
これまであったケース、成功・不成功含め、自戒も込めて、
箇条書きでメモしていきます。

・ぎりぎりに来ない
ぎりぎりに来ると、開始前に閲覧可能な資料を読む時間がなくなったり、
置かれた状況を確認する時間がなくなります。
遅刻は公演によっては入場不可となりますので、気をつけましょう。
特にガチ勢に言えることですが、公演をはしごする際は要注意です。

・持参したものを使わない
当たり前ですが、持参物を広げるようなことはないようにしましょう。
特にボールペンを使わない公演で勝手に持参したボールペンを使われたりすると、悲惨なことになるケースが多いです。
ボールペンがないのにはない理由がきちんとあるケースがあります。

・開始前に利用できる物はよく読む
基本的に注意事項の書かれている紙になりますが、
公演のストーリーや登場人物、アイテムの解説に重要なことが記載されていることが多くあります。
逆に開始までお手を触れないでくださいと言われているものは触らないようにしましょう。

・内容物一覧と内容物を必ず確認する
スタッフも細心の注意をはらっている方がほとんどですが、稀に本当に内容物が不足してしまっているケースがあります。確認することで、内容物一覧を確認しなかったがために、封筒内やケース内に重要な手がかりが残ったままで解けなかったといったことを防ぐことにも繋がります。ちなみに私は公演時には必ず「内容物がちゃんとあるかどうか確認しましょう」と声掛けしています。

・スタッフの話はよく聞く
スタッフや演者の話の中に、重要な話が隠されていることがあります。
特にチェックポイントに向かう際に話されたことについては、
できれば一字一句違わずに、チームに伝えられるようにしましょう。

・ストーリーを追う
現在自分がどのような状況下にあり、どのようにしてストーリーが進んでいっているかという大枠の部分はチーム全員で把握しておくべきです。
小謎が多いとそちらに惑わされがちですが、どのようなアクションを起こしたことにより、物語が進んでいるかについてはきちんと共有していきましょう。わからない場合は恥ずかしがらずに聞いたほうが良いです。
逆に理解している場合は聞かれた場合、面倒くさがらずに教えましょう。
チームへの情報共有をきちんと行うことで、戦力になるケースが多いです。
もっといえばストーリーに没入したほうが勝率も上がります。

・独りよがりにならない
特に謎解きが強い人でやりがちなのですが、初心者を置いていっしまい、
1人で大謎を突っ切って進んでしまうケースです。
最後までまったく詰まらないスーパーなお方であれば、脱出に成功するかもしれません。しかし、他の参加者はまったく楽しくないでしょう。
また、詰まった場合、即死します。チームの雰囲気もまずい感じになるのでまずうまくいきません。

・気づいたことは全員に共有する
些細なことでも大丈夫です。何か気づいたことがあれば、必ずチーム全員に共有しましょう。あなたの些細な気付きが、大謎を打開することになるかもしれません。後でそれ気づいてたんだけどなーといっても意味はありません。

・チェックポイントには2人以上でいく
1人しかいけないケース(殆ど無いですが)を除いて、基本的には2人以上で行きましょう。チェックポイントに重要な何かが隠されていたり、スタッフの話の聞き逃しを防いだりするためです。スタッフの話はよく聞くの項でも話していますが、正確に伝えられる人が行きましょう。

・小謎で不自然な感じの問題がある場合はきちんと把握しておく
ストーリー中に出てきて実際に使うことになるケースがあります。
1回解いて終了ではなく、問題の使い回しや解き直しになるケースもかなり多いです。これは使うかもしれないと思った内容については、解き終わった後に共有するなりメモに留めるなりしましょう。その段階で全部の小謎を把握しきるということは不可能なので、自分が担当した問題以外の小謎は時間がある時や詰まってしまった場合に見返すでも良いでしょう。

・役割分担は大事だが、分担しすぎるのも危険
資料が多いと、整理係に徹してしまうというケースがあります。
しかし、それをやりすぎたせいで、大枠の謎に一緒に取り掛からなかったなどということが起きてしまうと、自分だけストーリーを追えず、取り残されてしまうことになります。
そうなると、終盤の大謎に詰まったときに、なぜ詰まっているかもよくわからないといったことに陥りがちです。

・ストーリーや重要なこと、気づいたことについてはメモを取る
人間、忘れるものなのでとどめておきたいことに関してはメモするようにしましょう。どのようなアクションをしたことにより、ストーリーが進行したかということに関しても、できればメモを取ったほうが良いです。そのアクションはまたどこかで使うかもしれません。

・詰まったとき
1.資料や問題を最初から見返してみます。何かその謎を解くための手がかりが得られるかもしれません。

2.その問題は現状では解けないのかもしれません。特に探索型ではありがちですが、情報が足りてなくて解けないケースがあります。くまなく探索してみましょう。

3.解き方自体が間違っているかもしれません。公演時の小謎は難易度に差はあるものの、基本的にエレガントに解けるように作られているケースが多いです。(そうでない場合も稀にありますが…)

4.導出された解が正しいが間違っているかもしれません。特に最近の謎解きについては、ただ最終回答を導いただけでは、何かが足りずに失敗するケースがほとんどです。(ほんとうにそれで良かったのでしょうか)
どこがダメなのか、それをどうすれば良いのかといった発想力に関しては、これまでの情報の中に答えが必ずあります。時によっては途中の前提が覆ったり、ものによってはすべての前提が覆されたりするかもしれません。

・小謎は固執しすぎない
たくさんの小謎がある際、大抵の場合パット見でできそうなものを各々が取って解くケースがほとんどかと思います。しかし、パット見でわからない場合、他の人に回した方が良いです。
難易度にもよるのですが、30秒見て何も思い浮かばなければ、他の人に回したほうが良いケースが多いです。解けていない小謎があることで停滞してしまうと進行に影響があるので。あ、誰も解けないと苦しくなりますけどね。

・問題の復習を行う
解いていない小謎の中で、自分に新たに取り入れられるものがあるケースはあります。謎解きの素養とすることで、次回類題が出た際にもすぐ対応できるようになるでしょう。ひらめきの幅を広げるのです。解説後、疲れているとは思いますが、解いていない謎は一通り確認するようにしましょう。

・チーム上位に立つ
意外と重要なことなんですが、チーム数の多い公演だと、解くスピードが遅いチームは並ぶ羽目になることが多いです。並ぶことが更なる遅延を招き、時間的に厳しくなるケースも少なくないです。
賛否両論あると思いますが、メタできそうならメタっておいて後で解くほうが良いというケースもあります。ただし、近年の公演ではメタ対策されているケースもあるため、失敗する危険性もあります。

・能力の底上げ関連
-語彙力を上げる
oクロスワードパズルなど
-算数パズル力を上げる
ニコリさんなどのサイトが参考になると思います
o論理パズル能力を上げる
-得意苦手はあると思いますがやってみましょう
oテトラミノ関連
-カタミノってやつがおすすめです。
他にもアプリで頭の体操などがあります。
o持ち帰り謎など
-たまに公演時に団体さんが売ってるので買ってやってみるのもありでしょう。

いろいろ書きましたが最後、いちばん大事なのはめいいっぱい楽しむことです。基本的に同じ公演には参加できないので、1つ1つ徹底的に楽しむこと。いい謎解きライフを。

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