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犬の歯周病治療

①我が家のキューティー美犬ちゃむちゃんについて


出身 保護犬カフェ西八王子店 (元繁殖犬)

犬種 ポメラニアン

性別 メス

年齢 推定8歳

特徴 かわいい

【病気について】
◯引き取った時既にわかってた病気
増房弁閉鎖不全症 重度歯石(数本摘出済み)
乳腺腫瘤(摘出済)
◯引き取った後にわかった病気・またはなった病気
甲状腺機能低下症 気管虚脱 角膜炎

②今回の手術の経緯
元々咳(検査の結果気管からくるものの可能性が高い) や鼻水、くしゃみがありました。
引き取ってすぐに体の状態把握のため病院に連れて行った時から歯はひどいと言われていましたが甲状腺機能低下症や心臓病があってすぐに手術しようとはなりませんでした。その為口腔ケアを頑張っていましたが、どんなに頑張っても歯周病になってしまった状態ではどうすることもできず…
一年たった頃鼻水が黄色くなり膿の匂いがしたのでその日に受診しました。
先に心臓の状態を見て心臓を見てくれてる先生に今なら心肥大していないので手術はできると伝えられました。

•歯周病菌は心臓にも悪影響であること。
•どんなに口腔ケアをしても菌がいなくなることはない。
•このタイミングを逃したら手術できなくなる可能性がある
•触ると歯茎から出血もありちゃむちゃんが辛そう

私の中で上の4つのことが浮かび…夫と相談して手術を決断しました。 


③手術内容と手術前の状態
7月16日に手術前の全身検査を受けました。
血液検査や心エコーなど…半日ほどかかりました。
検査の結果甲状腺の数値が低く麻酔をかけるのにリスクがありました。それを防ぐために一度安定したため中止していた甲状腺ホルモン剤(飲み薬)を手術の10日ほど前から再開。
そして7月27日手術当日
もしもの時に備えてみんなで撮った写真↓

病院は8時30分からですが9時30分にきてほしいとのことでその時間に来院しました。
まず最初に歯のレントゲンを撮るとのことでレントゲンの撮影。その後手術してくださる先生の診断を受けました。
【診察と手術で分かった事】
•歯茎には歯周病菌によって3箇所穴が空いていた
•穴の中に膿が溜まっていた
•口腔と鼻腔が繋がった状態(口腔鼻腔ろう)
•既に歯がないところの根に少し歯が残っている

手術内容はざっくりいうと今ある歯は全部抜き穴が空いてるところは膿をとって縫ってもらい、さらに歯茎の中にある歯も悪さしているものに関しては抜いてもらいました。 

写真は黒が受診時に歯がなかったところ。×は今回抜いたところ。↓


抜いてもらった歯↓

歯を抜いたその日は気管虚脱による咳がある可能性があるため一日入院しました。(個体によっては日帰りで帰れる子もいるそうです)
いつも食べてるご飯を一応持ってきて欲しいとのことだったので持っていき、次の日の夕方お迎えに。

↓入院の前の写真 麻酔がまだ効いてるのかうとうと今回の手術内容は鼻血がどうしても出てしまうとのこと。

そして7月28日お迎え当日
「すごっくごはんたべたよ」と先生に言われて一安心。
いや、歯を全部無くしてあんなに鼻血だらけだったのによく食べれたねちゃむちゃん。ともこっそり思いました笑


④退院後のちゃむちゃん
退院して家に帰宅した直後満面の笑みw↓

退院した日の夜は爆睡でした↓

そして次の受診の8月12日までエリカラ生活。
↓最初は取ろうとしていたエリカラですが2日後には取ろうとしなくなりました。

↓エリカラが引っかかって真剣にこっちを見つめてくるちゃむちゃん


ついに8月12日エリカラとおさらば!
と思っていたのですが…まだ歯茎の糸が取れていない状態で糸が気になり手で引っ掻いて目を傷つけたり口の中を傷つける可能性がある為飼い主が寝る時とお留守番時はエリカラ装着です。。。
とはいえ!それ以外の時は外していいとのことなのでよかったね!ちゃむちゃん!


12日現在夜中に多い時で2時間に1回はあった大きな咳はなくなり、咳をしても乾いた軽い咳のみで数回ですぐに止まります。また鼻水も収まり鼻を啜るようなくしゃみも現在では見られなくなりました。そして毎日とっても次の日には黒くなっていた目脂ですがそれも今の所は治ってます。
ご飯も問題なく食べれています。歯がなくても犬はほぼ丸呑みなので関係ないんだとか。。。

⑤手術をしてくれた獣医さんについて
今回手術を行ってくださったのは奥田綾子先生という方です。動物の歯科を専門にしているとても有名な先生で、普段はVettec Dentistryの院長をされているそうなんです。たまたまちゃむちゃんの通ってる病院にも月に何度か来ていた為今回の手術ができました。毎度診察の時はちゃむちゃんに「よしよし、いい子だね〜」「もうちょいだよ〜」と優しく声かけてくださり、歯の状態の説明も分かりやすく、治療も丁寧にしてくださりました。本当に感謝しています。


⑥手術の費用
はい、では今回かかった費用についてですね、、。
結論から言うとアニコムのふぁみり70%(3割負担)の保険を使って  101663円
保険がなければ 241220円 となっています。
これらの値段には手術まえの全身検査なども含まれてます。

↓手術前の全身検査の領収書                (保険は半日入院扱いになってます。)


↓手術の時の領収書                (保険は手術と入院が適応してます。)

手術する子の状態やもちろん手術する場所、手術する先生によってお値段は変わってくると思うのであくまで目安です。


⑦まとめ
まず第一声
保険様様でした!!!
ありがとうアニコム!!保険をちゃんと勧めてくださった保護犬カフェの方々にも感謝です!

治療的な事は個体にもよると思うし、見てくれている獣医さんに相談するのが1番だと思うのでこの場合は手術が1番いいとかは言わないですが、もし手術の選択肢があってお金って…おいくらなの??とか、手術したらどおなるのかな…と不安に思っている方の参考になれば嬉しいです。

ただ、これは一例でしかないのであくまでも参考です!!

どんな手術や治療にも絶対は存在しないと思うので一日、一日を大切に過ごす事がどんな選択をしても悔いは残りづらいと思ったり…

閉まらない文章ですが最後まで読んでくださってありがとうございました!

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