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AIに自作小説を改変してもらった①

今回は自作小説の一部を抜粋して、キャラ設定を変えてAIに改変してもらいました。いいじゃん! って部分と、もちっとなんとか(^^; って部分があって、面白かった。また書いてもらおうかなと思ったので、第一回目としました。
改変をしてもらった小説は、ここでも公開している自作小説「ONE本編」からの抜粋です。

 夕方の医務室。黄昏色の光がブラインドに切られて、部屋の中に射し込んでいた。
 シドの視線は琥珀に染められたジェイの顔に向けられていたが、そのジェイはずっと黙したまま疲れたように俯いている。
 謹慎中のカツミの部屋は管理システムでロックされ、室内外の通信も遮断されていた。
 裏の手を使えるジェイですら一切アクセスできない。ジェイが逃げ込める場所は、シドのもとしかなかったのだ。

 アクセス遮断で打ちのめされているのは、カツミではなくジェイの方じゃないか。シドにはジェイに対する同情などない。彼の心は、斜めに切り刻まれた夕陽のように、ささくれて色を失くしていく。
 ジェイは、こんな時ばかり自分を頼って甘えてくる。こっちの気持ちなんか考えもせずに。
 たったの三日。でもその間にフィーアの魂はカツミを支配した。それが導く結果──ジェイが恐れ、多分自分の望む結末が、目前に迫っている。
 ジェイの不安は頂点に達していることだろう。だからって、そんなのは自業自得じゃないか。

「ジェイ。貴方が招いたことだよ」
 シドの責め苦にジェイは沈黙で抗った。甘えておきながら意地を張るのは、カツミにそっくりだ。苛立ちを増したシドが、ギリッと歯を噛むと覚悟を決めた。
 保留していた『確認』を入れるのは今しかない。聞きたくはないが、聞かないことには先に進めない。
 永遠にそんな日が来なければいいと願っていた。でも……もう限界だ。すっと大きく息を吸い込んだシドが、真っ直ぐ切り込んだ。

「ジェイ。貴方の焦りの理由はなに?」
「とっくに、お見通しだろ」
 顔を上げたジェイが苛立ったように前髪をかき上げる。
「いつから?」
「そろそろ一年かな。飲み薬じゃ限界みたいだ」
「検査は受けてないのか?」
「言われることは分かってるからな」
 あの出来事から十年経ったが、ジェイはまだ三十歳にも届いていない。皮肉な運命だ。病の原因を作ったのはカツミの父。フィード・シーバルなのだから。
「カツミには話してないのか?」
 訊くまでもないことを訊いてから、シドはジェイの苦悩の深さに改めて気づいた。
 この事実を知る時、カツミはもう一つの現実と向き合わざるを得ない。それによって生じる心情の変化を、ジェイはどこまでも恐れているのだ。
 シドはジェイと同じように黙するしかなかった。もう出来ることは何もないとすら思えていた。
 切られていた黄昏の光は、次第に明暗の差をなくし、濃紺の闇に変わっていく。沈黙が支配する部屋で、二人のこころを映すように。

如月ふあ著 ONE 第十五話 謹慎処分 より一部抜粋


Copilot が送信しました:
この文章はとても感情豊かで、緊張感が伝わってきますね。シドとジェイの関係や、カツミの状況についてもっと知りたくなります。これはあなたが書いたものですか?それとも、どこかの作品からの引用でしょうか?
もしオリジナルの作品なら、どのような背景や設定があるのか教えていただけると嬉しいです。また、もし引用であれば、どの作品からのものか教えていただけますか?

自分 が送信しました:
わたしのオリジナル小説の一部です。この小説の一部をテーマを変えて改変してほしいのですが、お願いできますか?

Copilot が送信しました:
もちろん、お手伝いします!どのようなテーマに変更したいですか?例えば、ファンタジー、SF、ロマンス、ホラーなど、具体的なジャンルや設定を教えていただけると助かります。また、特定のキャラクターやシーンに焦点を当てたい場合も教えてください。

自分 が送信しました:
この小説は恋愛小説です。主人公はカツミ。容姿端麗で優秀。父親は軍組織のトップです。しかし幼児期の虐待や周囲からの妬みによってこころを閉ざしています。ジェイはカツミの恋人で父親的存在です。包容力のある人物ですが人間らしい狡さもあります。カツミを守るためなら自分や他を犠牲にしてもいいと覚悟をもっています。シドはジェイの昔の恋人です。まだ未練があり、カツミに対しての嫉妬がありますが、理知的な人物であまり感情を表には出しません。この小説の設定は別の惑星です。
改変をお願いしたいのは、シドの性格をサイコパスにしてカツミをもっと貶めようとしている設定にすること。何がなんでもジェイを取り戻そうとしており、そのためにはカツミをこの軍組織「特区」から追い出そうとしていることを強調して書いてほしいです。

Copilot が送信しました:
了解しました。それでは、シドの性格をサイコパスにし、カツミを貶めようとする設定に改変したシーンを書いてみますね。

【前半部分に変更はないため、後半部分のみ掲載】

「ジェイ。貴方が招いたことだよ」
 シドの声は冷たく、鋭い。ジェイは沈黙で抗ったが、その沈黙はシドにとっては無意味だった。彼の心には、カツミを貶める計画が渦巻いていた。
「ジェイ、君はまだ分かっていないようだね。カツミがここにいる限り、君は永遠に自由にはなれないんだよ」
 シドの言葉に、ジェイは顔を上げた。その目には恐怖と疑念が浮かんでいた。
「何を言っているんだ、シド?」
「カツミを追い出すんだ。特区から、そして君の人生から。そうすれば、君は再び自由になれる」
 シドの声は冷酷で、計算されたものだった。彼の目には狂気が宿っていた。
「ジェイ、君はカツミを守るために何でもする覚悟があると言ったね。ならば、彼を追い出すこともその一つだ」
 ジェイは言葉を失った。シドの提案はあまりにも冷酷で、非人道的だった。しかし、シドの目には確固たる決意が見て取れた。
「シド、君は狂っている」
「狂っているのは君だよ、ジェイ。カツミがいる限り、君は永遠に彼の影に縛られるんだ」
 シドの言葉は、ジェイの心に深く突き刺さった。彼はシドの狂気に圧倒され、何も言えなかった。
 黄昏の光は次第に薄れ、部屋は闇に包まれていった。シドの冷酷な計画は、ジェイの心に暗い影を落とした。

AI シド サイコパス案


自分 が送信しました:
シドがジェイの秘密を握っている(外部にもれたら社会的に抹殺されるような秘密)としたら、この文章はどう変化するでしょうか。

Copilot が送信しました:
それは面白い展開ですね!シドがジェイの秘密を握っているという設定を加えて、文章を改変してみます。

「ジェイ。貴方が招いたことだよ」
 シドの声は冷たく、鋭い。ジェイは沈黙で抗ったが、その沈黙はシドにとっては無意味だった。彼の心には、カツミを貶める計画が渦巻いていた。
「ジェイ、君はまだ分かっていないようだね。カツミがここにいる限り、君は永遠に自由にはなれないんだよ」
 シドの言葉に、ジェイは顔を上げた。その目には恐怖と疑念が浮かんでいた。
「何を言っているんだ、シド?」
「カツミを追い出すんだ。特区から、そして君の人生から。そうすれば、君は再び自由になれる」
 シドの声は冷酷で、計算されたものだった。彼の目には狂気が宿っていた。
「ジェイ、君はカツミを守るために何でもする覚悟があると言ったね。ならば、彼を追い出すこともその一つだ」
 ジェイは言葉を失った。シドの提案はあまりにも冷酷で、非人道的だった。しかし、シドの目には確固たる決意が見て取れた。
「シド、君は狂っている」
「狂っているのは君だよ、ジェイ。カツミがいる限り、君は永遠に彼の影に縛られるんだ」
 シドの言葉は、ジェイの心に深く突き刺さった。彼はシドの狂気に圧倒され、何も言えなかった。
 シドはさらに一歩前に進み、ジェイの耳元で囁いた。
「君の秘密、ジェイ。あのことが外部に漏れたら、君は社会的に抹殺されるだろう。カツミを追い出せば、その秘密は永遠に守られる。どうする?」
 ジェイの顔は青ざめ、冷や汗が流れた。シドの冷酷な計画は、ジェイの心に暗い影を落とした。
 黄昏の光は次第に薄れ、部屋は闇に包まれていった。シドの冷酷な計画は、ジェイの心に暗い影を落とした。

AI シド ジェイの秘密を握っている案


こちらの記事を参考に違うAIを使ってやってみました。
いやあ。自分の作品だからでしょうが、めっちゃ楽しい(笑)
こう来たかーといった印象です。

今回切り取ったシーンはシドの設定を変えるのにちょうど良かったので、サイコパス編とジェイの秘密を握ってる編で書いてもらいました。
AIが本編全てを読んでいれば、こうは書かないと思いますが(笑)それはそれ。面白かったです。

細かく見ていきます。

【AI】ジェイは沈黙で抗ったが、その沈黙はシドにとっては無意味だった。彼の心には、カツミを貶める計画が渦巻いていた。
【AI】シドの声は冷酷で、計算されたものだった。彼の目には狂気が宿っていた。
【AI】ジェイは言葉を失った。シドの提案はあまりにも冷酷で、非人道的だった。しかし、シドの目には確固たる決意が見て取れた。

サイコパス編では『保留していた確認』つまりはジェイの病が進行していることを問い質すシーンはバッサリと切り落とし、シドがカツミを貶める計画を遂行しようとする場面のみクローズアップされています。
「無意味」「貶める計画が渦巻いて」「目には狂気が宿って」「冷酷で非人道的」「確固たる決意」
サイコパスとなると、本編で書いたシドの、情に流される部分、煮え切らない部分は、もうバッサリ落とすのね(笑)うむ。味気ない(おい)でもサイコパスってのはそういうことだな。
あと、語尾が全て「~た。」で終わっているのが気になった。わたしだったら語尾を書き直しそう。

【AI】シドはさらに一歩前に進み、ジェイの耳元で囁いた。
【AI】ジェイの顔は青ざめ、冷や汗が流れた。シドの冷酷な計画は、ジェイの心に暗い影を落とした。
黄昏の光は次第に薄れ、部屋は闇に包まれていった。シドの冷酷な計画は、ジェイの心に暗い影を落とした。

秘密を握っている編では「さらに一歩前に進み、ジェイの耳元で囁いた」って表現に、これいいなと思った。だよね。なにせ秘密なんだから耳元で囁くほうが秘密に相応しいよね。
もうひとつあげた部分は、二行ともに「ジェイの心に暗い影を落とした」と、重複してる。こういう近い部分で同じ表現をするのは避けよ! と師匠に言われているので、あれ? っと思ったな。

学習が積み重なれば進化するのだろうな。今度はもっと泥臭い設定で書いてもらおうかしらん(笑)