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光冷む

明日に行くことを許されない、そんな感覚があった。

ビニールの膜に入ってしまったみたい。うまく身動きが取れない。

明日に行く資格が無いのだ、アクリルの日付変更線が僕にそう告げた。

体当たりする体力はなくなってしまったみたい。

あなたとはここでおわかれね。

ルブタンのスニーカーがはじめて光って見えた。

左側が冷えている。

左側が照らされている。

静かな十字は、世界を破ってはくれない。

左側が冷えている。

左側が照らされている。

僕はいまでも、今日にいる。

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