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【おわりに】文章力を高めよう【振り返りnote】

【振り返りを始める前に】

これまで「文章力講座」の受講、お疲れ様でした。
4ヶ月に渡り学んできた「文章の書き方」、いかがだったでしょうか?

少しでも勉強になったのあれば、幸いです。
それでは、学んでみての変化を一緒に振り返っていきましょう。



【振り返り】

第一講:リズム

なぜ思ったように文章が書けないか、から始まり、リズムの話で終わりました。そもそも文章を書く前の「基本」のお話ですね。

ここで文章のリズム、について学んだことで「なぜこの文章は読みづらいのか」を説明できるようになりました。
職業柄、人の文章を添削する機会があるのですが、これまでは「なんとなく読みづらい」感覚で、なぜ読みづらいのか説明できず、納得感のある説明ができませんでした。

この章で「文章のリズム」を学んだことで、「句読点が足りない」「一文が長すぎる」「声に出して読んでみて」「なぜ読みづらいのか」を言葉で説明できるようになったことで、伝える能力が高まった気がします。

あと、書いた文章の音読が習慣づいたので、ケアレスミスや読みづらさが多少軽減できたかな・・・・・・?

自分だけが書ければいい、のであれば、インスピレーションや感覚でもいいのかもしれませんが、文章の書き方を共有するためには、具体的な答えが不可欠と考えました。

第二講:構成

読者にどうやって椅子に座ってもらう(最後まで読んでもらう)か?というお話。映画と違って、読書は途中でやめるハードルが低いです。
では、どうやって夢中で読み進めてもらうのか?

キーワードは「導入」と「論理展開」、そして「起承転結」でした。
どちらかと言えば、日常文より創作物のために勉強し始めたので、創作方向から振り返っていきましょう。

起承転結、あるいは起転承結。4コママンガに代表されるオーソドックスなストーリー展開ですが、それ故に読者に安心感を与えます。
奇抜さもいいですが、読者の椅子に座り続けてもらうためには、慣れ親しんだ感覚を与える、ことも大切かもしれません。

併せて、遠景・近景・遠景、という考え方もありました。
文章は映画から学べ、が参考文献の考え方でしたが、先日見た「MEG」という映画で自分なりに考えてみましょうか。

まず、起となるはじまり。

主人公の過去と現代のストーリーが流されます。
「MEG」はモンスターパニック映画ですが、まずは「何かがいる」という遠景だけを映し、「どんなモンスターがいるんだ」と視聴者に想像させて、わくわくさせるパートですね。始まりは明るく視聴者を安心させ、姿の見えないモンスターが現れ、視聴者は一気に深海の底、サスペンスに引き込まれます。

承では「主人公の現状(過去の事故からやさぐれて酒浸りになっている)」「物語の舞台説明」「登場キャラクターの紹介」が一気に進みます。
そして物語は進みーー

転、あるいは近景でついに「MEG」こと「メガトロン」の姿が登場します。想像をかき立てられ、待ちに待ったモンスターの登場に視聴者の興奮はMAX、超巨大サメと主人公ステイサムの闘いが描かれます。

・・・・・・と、まだ映画は続くのですが、これ以上はネタバレになるのでここでストップ。ただ、結、あるいは遠景では、メガトロンとの闘いの後、登場人物のその後が遠景で描かれて、物語はハッピーエンドを迎えます。

起承転結の他にも、「主人公がマイナスからプラスに向かって進んでいく」「わかりやすい勧善懲悪」など、人が好む展開がしっかり描かれているからこその面白さも、あるかもしれません。

見たいな。
たぶんダイハードみたく、うまくいってないんだろうな、ヒロインと。

第三講:読者

この章で「過去の自分に向けて書く」という考え方を学び、章の見出しが変化していきました。
こうして振り返りのために見返していても、見出しだけで「ああ、あの話か」となるので、自分の好きな形で書くのは、意外と効果があるんだと思います。私と同じ感性を持っている人には刺さるはず。

この章で学んだのは「読者は意外と真面目に読んでくれない」「文章にこそリアリティが超重要」「読み手に伝わらないのは、書き手の文章力不足」と、耳に痛い内容が続きました。

この辺りから考え方の話が続き、執筆スピードが落ちました。
同時に「スキ」の数も減っていきました。
1講、2講に比べて「すぐに使える」内容でもなく、書き手であるイスミさんのモチベが上がりきらなかったこともあり、読みづらい、面白みのない文章になっていたのかもしれません。・・・・・・と書くと参考文献の作者さんに失礼なので、イスミさんの文章力不足が原因でしょうね。

第3講の内容は、確かに耳に痛い話でしたが、全て事実ですし、文章で伝えることの難しさであり、面白さでもありますよね。

最終講:推敲

最終講は「推敲」のお話。
書き手にとっての「もったいない」は、読者にとっての「不要なもの」。
推敲においては、文章を切り取る勇気が必要とのことでした。

また、長く複雑な文章は書き手にとっては「渾身の一作」かもしれませんが、読者にとっては「読みづらく、不安を覚える文章」になります。
文章は「短く、わかりやすく、簡潔に」。

かっこつけず、自分の伝えたいことを、まっすぐ伝える。
それが文章力の答え、なのかもしれません。

【おわりに】

さて、これで本当に「文章力講座」はおしまいです。

ここまで学んできた全てを、一度で吸収することは難しいでしょう。
それでも培ってきた技術は、必ずこれから文章を書く上で役立つはずです。

私自身がまだまだ勉強中の身のため、どの視点でこの「おわりに」を書くべきか定まってないせいで、ふわふわした〆となってしまいましたが、いつか自信をもって「君も文章を書ける!」と言えるような、そんな文章力を身につけたいと思っています。

それではまたいずれ。
本日までお疲れ様でした。

ここまで読んでいただいたあなたに、ささやかな修了証をプレゼントいたします。


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如月伊澄
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