あなたの文章はひきつけられるものがありません。
これは私が大学1年生のころの話。
実験がたくさんあったのでレポートもたくさん書いていました。
レポートは毎週出て、次の週に評価付きで返ってきます。
良いという評価でも3種類ありました。
excellentが一番良くて、その次にgreatその次にgoodでした。
私の評価は基本great...
最高評価に一歩届きません...。
私の友達はとても優秀でいつもexcellentでした。
中身を見せてもらって、評価項目のOKの数は同じ...。
何でなんだろう?
何に違いがあるのだろう?
気になった私は
「なぜ私のレポートはexcellentにならないのでしょうか?」
と教授に聞きました。
今思えば、とても生意気な学生ですね。(笑)
教授はこう答えました。
あなたの文章は引きつけられるものがありません。
そう一言残して去っていきました。
この返答を聞いたとき、
納得と同時に
ずっしりドーンと岩が降ってきて、
地面にめり込んでしまって、もう起き上がることができないのではないかと思うぐらいの大ダメージを受けました。
私の友達は私たちは小説家でもないのに何を求めているんだろうね?(笑)
レポートなのに引きつけるってどういうことなんだろうね?(笑)
っと軽く落ち込む私をフォローしてくれました。
でも、私はこの教授の言葉を大事にしようと思いました。
なんとなく自分でも薄々感じていたことを、
的確に簡潔にわかりやすい言葉で伝えていただきました。
私もわかりやすくて、読みたいと思ってもらえるような文章を書けるように日々練習したいと思います。