Perfume 9th Tour 2022 “PLASMA”

2022年11月6日 北海きたえーる 2日目
千秋楽 公演…217戦目

  有難いことに自分の誕生日にツアー千秋楽を迎えられるなんて、なんて幸せなことなんだろう。席は最前 真ん中…とはいかなかったけど、とてもとても満足感を得られた公演だった。

  ライブで新たな一面を見せ成熟してきた曲達、収録の入った さいたまSA より肩の力が抜け伸び伸びとライブを楽しむ3人。ステージで爆音をまといパフォーマンスする姿と会場の温かい空気感と交わり、それが自分の頬も自然と緩ませる。チームと共に、チームの一員のつもりで無事 18公演よく走りきった。

  会場に埋もれていても、あ~ちゃんから感じるサイン、かし から見おろされ クスッと笑われているような感覚、のっちの視界にフレームイン出来た時の達成感。(なんせ14年で2回位しかレスらしいものも受けた気がしないので…)
  そして3人から「あんた毎回来とってまだ変なダンスしとるね」と声が聞こえて来るような…声は出せなくとも通じ会えたと思える瞬間が幾つもあった。

  アンドロイドの間奏で、あ~ちゃんが爆踊りしながら、ツアーで初めて「フゥーーーーーー!」と何度も声をあげたのは、明らかにファンに触発されての事だと感じたし、その時 遠目ながら正面に居た自分が少しでも歓喜の声を上げるきっかけの一翼を担えてたのなら、してやったり。こんな嬉しいことは無い。

  このツアーを通してメンバーから語られて来た「ライブが出来る事は当たり前じゃない、奇跡と奇跡が幾重にも重なりあい実現出来た事。誰一人欠けても今日この空間を創り出す事は出来なかった。そして大切な人を守るため来ないと決断した人も正しい判断」
その語られる言葉は愛に満ち溢れ、否定的な事は一切発せず、考えの違いも許容し常に肯定的な言葉で返してくれる。 全てを包み込み背中を押してくれる。まさにこれが自分が魅了され続けている Perfume World なんだよな。

  第四形態と称され出されたPLASMAのPerfumeからの答えは、彼女達が語ったように、とても有機的で人間味溢れるステージ。
かつて武道館を敢えてライブハウスと呼び、生音、爆音、ファンとの繋がり、熱量を交わし合い共に創る空間に変え、「その楽しみ方を誰よりも知っている」と のっちも言っていたように、彼女達のライブへの拘りが、このPLASMAツアーで体現されたのではないだろうか。その熱い思いがひしひしと伝わってきた。

  ツアー成熟期に訪れた仙台での革命は、奇しくもこのツアーで目指したひとつの完成系だと感じたし、それを経て千秋楽でダンス中にツアーで初めて発せられた歓喜の叫びや、ファンにノセられ、どんどんとテンションが上がって行く姿、いつも以上に細かいレスを返す姿は共に創るライブが成熟した瞬間で、この千秋楽を物語っていたのではないだろうか。
  かし の「生身で~す」「生きてま~す」っという可愛らしいMCも、デジタル・無機質といった近年のイメージを塗り替える、有機的な今ツアーを象徴する言葉だったなぁ…と終わった今 改めて感じる。

  時代の変化に合わせReframe、ボリゴンと新たな挑戦と試行錯誤を経て挑んだPLASMAはアリーナサイズでライブハウスでの臨場感を再現するような原点回帰のツアーだったのではないかと感じた。最後プロモーターさんが用意して下さった3体の人形は、曲のポーズを意味するものと言うより、かつてステージにPerfumeと共に立っていた「マネキン」のオブジェを表したもので、原点回帰を象徴するものだったのではないか…と。

  「次のライブが出来る保証なんて無いけど、これからもPerfumeと一緒に未来へ歩いてくれたら嬉しい」
この言葉を表したのが最後の演習。ファンを見据えた後、上を見上げ未来へ帰る姿…
「Perfumeは少し先の未来へ歩を進めるよ、だからついておいで、一緒に行こう!」
そんなメッセージに聞こえた。

  代々木で語られた「どんなキラキラした衣装を着ていても暗闇の中では見えない、照らしてくれる皆さんがいるからこそ輝ける」
そして「皆さんはライブを見に来たんですか?違うでしょ!しに来たんでしょ!!」
この2つの言葉は自分にとってPerfumeとライブを創る礎として刻まれているもの。
少し言葉は変わったが根本は同じ。彼女達を構成している粒子が無ければPerfumeになれないのだから、どんなに流行が変わろうと光の粒子として照らし続けるだろう。
生のPerfumeライブを知ってる自分は、その楽しみ方を3人と同じように誰よりも知っているのだから。

#Perfume  #PLASMA  #prfm

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