ホリム・ベイの金曜リアル気流舎memo 2021年1月29日/ホリム・ベイ
気流舎で自分(ホリム・ベイ)とお客さんとで話したことのメモと補足。安心の復習システム、または、様子見として。いろんな雑談をしましょう。
そしてもちろん気流舎は、アジールとして、あの空間でしかできない話、をいちばん大事にしています。タイミングでぜひご来舎ください。
1)
ZINEいろいろ入荷してます。(発売中!)
『Approach with Cannabis』(2,500円)
https://twitter.com/approach_ys/status/1301343545467396098?s=20
『〇〇メガネ』(550円)
https://www.instagram.com/p/CHPghQADXgI/
『ボウイのど自慢』(900円)
https://planetarybards.net/gatherings_32.html
『月夜の祈り』(2,000円)
巫女子募集中
2)
Netflix グイネス・パルトロウのグープ・ラボ
3話まで見たけど、めちゃくちゃおもしろい。女優のグイネス・パルトロウが「カメラの前で俳優といちゃつく意外に仕事があるはず」と始めた研究所グープ・ラボのドキュメンタリー。
第1話「幻覚キノコによる心理療法」、第2話「呼吸法と寒冷療法」、第3話「わたしたちの快感」。わたしたち=女性だと考えて良いと思う。7話まで。残り4話も楽しみ。
3)
Netflix 『ビハインド・ザ・カーブ 地球平面説』
「地球は平らである"という説がある。科学者や周りからどれだけ否定されようとこの地球平面説を主張し、支持者を世界中に拡大し続けるコミュニティを追う。」
「地球が丸いというやつらはいつも"お前は間違っている”って言ってくるんだ、でも平面説の仲間は”そうかもしれないな”って言って俺を受け入れてくれる」という登場人物の言葉は、陰謀論がたくさん語られる世の中にあって、いろいろと考えさせられた。
めちゃくちゃおもしろいので必見。もちろん地球は丸いよ。
4)
Netflix 『ワイルド・ワイルド・カントリー』
OSHO、ラジニーシ教団のドキュメンタリー。YouTubeでスピ系説法師がたくさんいる時代に、見ておいていい。
ある種のサスペンスのような作りになっていて、次の話、次の話とどんどん進む。そのあたりもめちゃくちゃ上手です。
5)
映画『オレの獲物はビンラディン』(Amazonプライム)
これはお客さんに教えてもらったもの。
監督:ラリー・チャールズ
主演:ニコラス・ケイジ
6)
リチャード・リンクレイターは良いよね、という話をその場にいた数人がみんなしてた。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』からの3部作、『スクール・オブ・ロック』、そして『6才のボクが、大人になるまで。』(Boyhood)、そしてそして、みんな大好き『ウェイキング・ライフ』(Waking Life)
日本に入ってない『SubUrbia』がおもしろい、というのが気になった。
リンクレイターはもっとたくさん見たいな。
7)
これもお客さんから
『はじまりへの旅』(Captain Fantastic)
監督 マット・ロス(第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門 監督賞受賞)
amazonプライムで冒頭だけみて、良さそうだったので、あらためてちゃんとセッティングして見たいと思ってたやつ。やっぱり良いのか!!
8)
お白湯
先日来た時に「お湯って美味しいんですね」と言っていた常連さんがきたので、今回もお白湯を。パーティーでお白湯屋やりたい。
9)
おすすめされた本。
「コンビニたそがれ堂」
10)
オススメ本を教えてくれたので、こちらも何かオススメを、と。
「気流の鳴る音」。楽しんでくれたみたいで良かった。
「気流舎」の名前の元となった本。2020年、コロナ禍になってから読み直したけど、コロナ期に入っても有効だと思った。noteの他の記事に読書会のメモがあるので参考まで。
11)
「志集 第四十七号 胎動の声」 日疋信 冬子 著
蔵書を整理してたらでてきた志と書いて志集。
新宿に立って「わたしの志集」というプラカードを首にかけ
雑踏の中まっすぐ前をみて志集を売っていた詩人から数年前に買ったもの。
あそこに何年も経ち続けながら志集をうることの全体がひとつのアート・詩・志なのではないかと、今になって思い至る。気流舎zineコーナーに蔵書としておいておくつもり。
他の号持っている人はぜひ持ってきてください。
12)
「魂の文章術」
いまは「書ける人になる!」というタイトルに改題していて、
最初の日本語版は「『クリエイティブ・ライティング--〈自己発見〉の文章術』」という
文章術というか、なんだろう、生きる伴侶としての「書くこと」についての本。
おすすめです。
書けるひとになる!
魂の文章術
※「クリエイティブ・ライティング」で登録商標とった宣伝会議はほんとダサい。クリエイティブ・ライティングは書くことを誰にでも拡げるためのもの。
13)
『やし酒飲み』
長年読みたいと思っていた本を読んだらおもしろさが半端なくて名作は想像を超えてくるね、という気分をツイートしたら、お客さんがそれみて「やし酒飲み」読んでて、盛り上がる。こういうのはほんと楽しいね。
シャーマン、魔術、神話について聞きかじっていくうちに、小説の楽しみもひろがってきたように感じる。昔読んだとしてもここまでおもしろくなかったかもしれない。
14)
それから海外文学の話など少々
『ペドロ・パラモ』、ガルシア・マルケス、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、イタロ・カルヴィーノ、ミラン・クンデラ、マルキ・ド・サド、マゾッホ、『トレイン・スポッティング』『ジェネレーションX』『シェルタリング・スカイ』、『キッチン・コンフィデンシャル』など
15)
その時は名前がでなかったのだけど、ずっと読みたいと思っていて名前を忘れていた人がいまちょうどわかったのでメモ
W・G・ゼーバルト - 白水社
もう20年も前に亡くなっていて、散文作品は四つ。
『目眩まし』(1990年)、『移民たち』(1992年)、『土星の環』(1995年)、『アウステルリッツ』(2001年)※この情報wiki
白水社さんが去年、新装版を相次いて刊行してくれたみたい。感謝。
16)
『風の谷のナウシカ』(漫画版)全7冊。すばらしい。
アニメは2巻のあたまくらいまでの範囲。アニメももちろんすばらしい。
17)
「ガンダム」ニュータイプとは何か?
テレパシー能力のようにも描かれるけれども(たぶんアニメとしての要請もあり)、人間の能力の拡張の可能性として「人より早く気づく」ということが設定されていて、その能力をもっているものがニュータイプ。
そしてそれは、宇宙空間で暮らしている人間に発現するという設定。
また女性のニュータイプのキャラが乗る機体についてなど。
18)
富山県美術館「富野由悠季の世界」で行われた
「富野由悠季×細田守 スペシャル対談」配信がめちゃくちゃ良かった。
見れなくなっているの、もったいないので、公開してほしい。
19)
高畑勲『かぐや姫』はほんとうにすごいよね。
20)
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」
ファインマンさんはノーベル賞もとった物理学者(朝永振一郎とJ.S.シュウィンガーともに受賞)。
大学に入った物理学徒が大好きな教科書ファインマン物理学の序文でコンガをたたく、著者ファインマン。かっこよすぎる!
そのファインマンの書いたエッセイが「ご冗談でしょう、ファインマンさん」
「あたまの中で数字をかぞえる方法もひとそれぞれ」という話がこの本に出てきて、そんな話をしていたんだった。
21)
松井茂
むかし詩人のおっかけをしていて、その詩人が松井茂さんだった。
プロフィール欄にはいつも
「2001年1月7日以来、決して止むことなく詩を書き続けている。ゆえに、私は詩人である。」と書かれていてそれがかっこよかった。
純粋詩という「Ⅰ」と「Ⅱ」と「Ⅲ」だけが現れる400字の詩が5日ごとにサイトにアップされるのだった。
量子詩という別の詩は5日ごとにメールで届き、そこには純粋詩を何行書いたかがいつも書かれている。今年に入ってから届いた詩を読むと2021年1月7日にも詩を書いていて、ステイトメントの「2001年1月7日以来」20年詩を書き続けていた。リスペクト!!!「志集」との呼応を思う。
量子詩第1389番
2020年12月31日東京。毎日新聞朝刊
より最高予想気温最低予想気温。本日8度0
度。1日9度2度。2日9度2度。3日10
度1度。純粋詩3行を書く。HP更新。20
21年1月1日東京。毎日新聞朝刊より最高
予想気温最低予想気温。本日10度0度。2
日10度1度。3日9度2度。4日11度1
度。純粋詩3行を書く。2021年1月2日
東京。毎日新聞朝刊本日休刊。純粋詩5行を
書く。2021年1月3日東京。毎日新聞朝
刊より最高予想気温最低予想気温。本日8度
0度。4日10度1度。5日10度2度。6
日10度3度。純粋詩5行を書く。2021
年1月4日東京。毎日新聞朝刊より最高予想
気温最低予想気温。本日11度0度。5日1
1度1度。6日10度3度。7日11度2度
。純粋詩5行を書く。□□□□□□□□□□
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22)
Shigeru Matsui/松井 茂 “Camouflage” | exhibition | photographers’ gallery
https://pg-web.net/exhibition/shigeru-matsui-comouflage/
2009年に行われたこの展示は自分にとっては決定的に大事な体験だったので、そのことはまた改めて書きたい。
23)
谷川岳、一ノ倉沢、バックカントリー
24)
S/U/P/E/R
DOMMUNE
THE FINAL MEDIA
WHO IS LIVE STREAMING FOR? LIVE STREAMING IS FOR EVERY ORGANISM!
最近、好きなのは「自作シール本」企画。vol.1、vol.2とも5時間のトーク!いつも宇川さんテンション高いけど、この回はそれにすごい駄文化のりがプラスされてほんと楽しそう。文化ができあがっていく過程の喜びがあります。自作シール本は気流舎にも蔵書してます。やばいので、ぜひ。
https://www.dommune.com/streamings/2020/122301/
https://www.dommune.com/streamings/2021/012701/
それから、武邑光裕さんの出演したGENESIS P-ORRIDGE 追悼番組はめっちゃおもしろかった。
https://www.dommune.com/streamings/2021/011601/
25)
遠迫憲英 『神々のセラピー|サイケデリック精神医学』
第一回「先生が暴れたら誰が先生をブチ込むんだ?」
第二回「テンプル・オブ・サイキック・ユース」
#03 廃墟に吠えるさかしまの天皇──山塚アイとボアダムズ
#04 フローティングタンク
26)
最近の遠迫先生のtwitter
voidphrenia @voidphrenia
インプラントの手術終わり。5本ほど局所麻酔した後、診察台に横になってすぐに下顎骨がドリルで削られる振動。削った穴にチタンの土台を埋め込んで縫合して終了。今Cyberpunk2077の最中なんで、まんまリパードクでサイバーウェアを交換してる気分で楽しめた。
https://twitter.com/voidphrenia/status/1354288350983720962?s=20
につづく一連のツイートがおもしろい。何個目かにつらなくこのツイートが最初目に入った。
良くタトゥーに対する批判に「母親に貰った大事な体を」という標語があるが、それこそがタトゥーの価値の本質でもある。タトゥーは母親という神聖視される源の呪縛から、自分の身体を自分自身に取り戻す行為である。親から貰った身体を一度自分の手で殺す。そのことによって本当の身体を手に入れる。
https://twitter.com/voidphrenia/status/1354294726845894658?s=20
27)
コンマリ大好きだったけど、ものを売るのは違うよ
と
荒井由実「やさしさに包まれて」
と
宇宙マッサージのプリミ恥部さん
28)
下北沢のキャンドル街フェス『小径のノエル』
今年もやります。スタッフ、キャンドルアーティスト探しています。ぜひ。
29)
下北沢情報
アンドレアとMIYATA
アンドレアのクレープはまだ食べたことなくて、食べずには死ねない。
MIYATA、ベーコンで検索してみてください
「帝国ホテル、ロブション、MIYATA」
30)
Netflix 『ラスト・シャーマン』
うつ病、精神科の出す薬に悩むアメリカの青年が、南米にアヤワスカのシャーマンを訪ねる。
31)
Netflix スティーヴ・アオキ「I’ll sleep when I’m dead」
ライターの高岡謙太郎くんに教えてもらって、見たけど最高です。
32)
Netflix 『そして俺は、ここにいない。』I’m no longer here
予告編の日本語版はないけど、Netflixは字幕付きで見れます。クンビアを独自にとりこむメキシコ第3の都市モンテレイに生きる青年が主人公。最高でした。
11月にやっと「ミッドナイト・ゴスペル」を見てからNetflixを見始めたのでNetflixのネタが多いな。すごいなと気をつけないとな、と両方思っています。