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【エッセイ】 片付けができない vol.2
「ここは豚小屋か!?」
母は、怒鳴った。
「雑巾がけをしろ!」
父は、床に水をぶちまけた。
掃除、洗濯、晩ごはん…
私はこの家の家政婦なんだ。
そう自分に言いきかせた。
だったら家に居て、
掃除の仕方、教えてよ。
構いもせず、
外で良い面
ばっかりするな!!
二重人格
かと
思ってた。
家と外で、
人が変わるもの。
いや、何かの拍子で、
イキナリ 「豹変」 するもの。
もう、付いていけないよ…
もう、家でリラックス
してないよ…
ねえ、神さま、お願い。
この人は私の
継母だと言って。
いつか「真実のお母さん」が
迎えに来てくれると。
そうでなければこんな仕打ち、
悲しいよ…
沢山の愛ある家庭があって、
沢山の愛のない家庭がある。
どうやって、選んだの?
人生って、不平等だよね。
愛って、求めたら
受けとれるものなのかなぁー
与えないと、
受けとれないのかなぁー
与えられる程の愛
この中に、残ってないよ。
妬んでも羨んでも
消えないものなら
いっそーー
そう思って死ねたら、
楽なのにね。
洗濯物 たなびく ベランダで
自分の靴 並べたら
妹弟たちの顔が
浮かんだ…
そっか、まだ死ねないね。
そのせいでイジメられたら
可愛想だもの。。。
18才になったらそうするね。
その時にはみんな、
この家出て働けるもの。