楽器練習日記16:これまでの振り返りとこれからの抱負
あけましておめでとうございます。2025年が始まりました。
チャップマンスティックの練習を2023年11月に開始してから1年と2カ月が経ったわけですが、ようやく自分なりの練習方法が分かってきました。
私の使っている標準バイエルピアノ教則本は生徒パートと先生パートに分かれていて、私はそれを同時進行していこうと考えていました。というのも、生徒パートは途中までヘ音記しか出てこず、先生パートは基本的にト音記号なので、同時にやれば両方の楽譜を勉強できていいのではないかと考えたのです。
しかし実際にやってみると、先生パートは伴奏でコード弾きなのですが、コードチェンジが難しく、なかなか先に進めないことが判明しました。
それに比べると生徒パートはまだ難易度が低く、進めやすいと思われました。なのでモチベーション維持のためにも、まずは生徒パートを終わらせることにしました。
しかしこれだと教本のかなり先に進むまで、スティックのメロディ部しか使わないことになります。それだとせっかく弦を張っているのにもったいないし、ベース部の弦間5度間隔にも慣れておきたいということで、私が選んだのがバッハの無伴奏チェロ組曲です。
理由はこちらにも書いたのですが、
① ベースやチャップマンスティックのベース部の練習用の曲が欲しい。
② バンドスコアのベースパートを一人で弾いていても楽しくない。一人で弾いていても楽しい曲がいい。
③ 初心者なのでそれほど難易度が高くないほうがいい。
④ ヘ音記号の楽譜の読み方の練習になる。
になります。
チェロ組曲も同時に進めることで、ベース部も練習することができます。自分ではとうてい思いつかないフレーズの連発なので、多様な運指の勉強になります。
とはいえ、想定外のこともありました。まったく簡単ではないのです。これなら行けるだろうと踏んだ自分を殴ってやりたい気持ちです。動画で見た演奏だとやすやすと弾かれていたので、ここまで難易度が高いとは思いませんでした。
しかし正直バイエルの先生パートよりも弾いていて楽しいので、このまま行こうと思います。
また、バイエルがふたつのメロディを両手で弾くのに対し、チェロ組曲はひとつのメロディを両手で弾くので、気分転換になっていいです。
ちなみに、当初はチェロ組曲をスティックとベースの両方で練習するつもりでしたが、早々に諦めました。チェロ組曲は音の移動幅がかなり大きく、ベースで弾くのがかなり難しいためです。
もちろんそれを弾きこなせるようになれば、ベースの腕前も相当上がるはずですが、ただそうするとスティックの練習時間を大幅に削られることになってしまいます。
自分はどちらに習熟したいのかを考え、まずはスティックを選びました。
それにしても、練習の進み具合は遅々としたものです。思っていた以上に自分は物覚えが悪く、不器用でした。
それでも上達したいと思うなら、とにかく時間をかけて回数を重ねるしかありません。
2025年の目標としては、バイエルの生徒パートの課題曲を全て終わらせることです。現在のペースでいけば、ぎりぎり終わらせられるはずです。
しかしページをめくってみると、1ページ丸ごとある課題曲もあります。なので早く終わらせられるところはどんどん進める必要があります。
やりたいことといえば、音楽理論もしっかり勉強したいです。特にチェロ組曲を練習していると、音符を追うのに精一杯になってしまい、なぜここでこの音なのかを理解できないままになっています。早くこのもどかしい状態を解消したいです。
また、作曲にも取りかかりたいです。日々の生活の中で何かしらのフレーズが思いつくことがあるのですが、それを曲としてまとめたいところです。
とはいうものの、これらのことを一気に行うことはできません。焦っても仕方がないので、ひとつずつ段階を踏んで確実にやっていこうと思います。