楽器練習日記15:チャップマンスティックのタッピングについて
チャップマンスティックを演奏する上でごく基本的ながら、私がなかなか上手くならず、つまずいていることがあります。それがタッピングです。
たとえば同一弦上のCとDを鳴らす場合、Cの次にDを鳴らす分には何の問題もありません。しかしD、Cと鳴らそうとする場合、注意が必要になってきます。
C、Dと鳴らすときは、Cを押さえたままでもDを押さえれば音は出ます。しかしDを押さえたままCを押さえても、当然ながら音は出ません。そしてDから指を離すのが遅れても音は出ないか、あるいは中途半端に離れていてふ抜けた音しか出ないということがままあるのです。
なので充分Dから指を離してからCを押す必要があるのですが、Dの指を離してから間が開きすぎると、今度は音が途切れたように(スタッカートに)なってしまうのです。また、音をはっきり響かせようと力むと、そこだけ音が不必要に大きくなってしまいます。
チャップマンスティックの演奏動画を見ると、みなさん綺麗かつ滑らかに音を響かせていて、自分もこのように演奏したいなあといつも思います。