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【環境考察】2021第13回沖ポケ杯の振り返り【全編無料】

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みなさんこんにちは。
まず初めに先日の沖ポケ杯にご参加くださりありがとうございました。

この記事は前回行われた沖ポケ杯の振り返りとして、
・どういったデッキが多かったか(デッキ分布考察)
・どういったデッキが上位になったか(上位デッキ考察)
・優勝デッキを見ての感想(デッキ考察)
などなどを主催側として私キリュウが頑張って色々と紐解いていこう。
という趣旨の記事です。

本記事は初心者さん向けの内容になるので、熟練者の方には少し物足りない内容になってしまうかもしれませんが、「そうなんだ~」ぐらいに思っていただけると嬉しいです!!

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はい。ここまで固定文になります。
◆みなさんにお願い◆
私はプレイヤーとしてのスキルが高いという訳ではないので、的外れなこともあるかもしれません。
そういった場合には皆さんがtwitterなどに#沖ポケ杯公式ブログ のタグをつけて「ここはこう思う」など意見いただけると嬉しいです!
こういう内容もいれて欲しい等あれば、どしどしご意見ください!

それでは本編へGO!

■第13回沖ポケ杯をざっくり

5月8日土曜日にうるみんにて行われ、参加人数は45名!
月2回の開催で40名の参加者が安定して参加者の皆様にはとても感謝しています!
今回は今回は予選スイスドロー形式5回戦
本選8名選出のシングルイリミネーション3回戦で行われました。

■どういったデッキが多かったか(デッキ分布考察)

今回のデッキ分布はこのような形になりました。

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最多デッキは三神ザシアンで10名でした。
タイプ相性による勝ち負け決定が少なく、カードも通常パックから出ることもあり「集めやすさ」「価格の安さ」「タイプ相性不利の少なさ」が要因で、使用率も安定してますね。
次いで多いのは以外にも黒馬バドレックスvmax5名!
前回大会ではムゲンダイナvmaxが多かったですが、前環境の覇者が舞い戻る形になりましたね。

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現環境は三神ザシアンが苦手とするビクティニvmaxマルヤクデvmax白馬バドレックスvmaxインテレオンvmaxが倒す構図なのも、追い風になっています。
こちらはザシアン一人勝ちの図です。

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こっちは急なワンパンに、思わず真顔になっちゃったバドレックス。
かわいいですね。

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話を戻すと、三神ザシアンは非常に息が長いデッキで、先人の考察など文献が多く、初心者も情報を入れ込みやすい点や、プレイの選択肢も多くはないための使用者の練度要求もそこまで高くありません。
さらにオーロラエネルギーの採用でガラルサンダーvなども入れ込むことができ、非常に広い相手に対応することができます。

初心者が使うとしたら三神ザシアンムゲンダイナvmaxがおすすめです。

三神ザシアンについてはもう終わりかって?
はい。既に先人たちによって物凄く研究されているので、大きく取り上げません。
終わり。

そしてついに来ました黒馬バドレックスvmaxの登場です。
全体として黒馬バドレックスvmaxをベースにゲンガー&ミミッキュGX筆頭に強力な超タイプTAGポケモンを組み合わせるデッキが多くみられました。

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超タイプは今まではミュウミュウを軸に構成されており、そのほかのポケモンでは高いダメージを与える事ができない状況がつづいていましたが、
黒馬バドレックスの登場により、エネルギー加速+手札補充+青天井を得たことで、今までにない戦い方が可能になりました。

めいかいのとびらのような非常に強力な特性と、強力なポケモンが揃っている超タイプでも勝ち抜くことが難しいのをみると、いかに勝ち続ける事が難しいか伺えます。

使用デッキの全体割合としては以下のような値となっていました。

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三神ザシアンは22.2%、黒馬バドレックスは11.1%になっていました。
様々なタイプのデッキが環境にいるため、弱点が少ない三神ザシアンに軍配が上がったのではないかと思います。

新カード黒馬バドレックスの登場により「基本超エネルギー」を活用する超タイプポケモンに注目が浴びています。
ミュウミュウを中心とした強力な技を状況によって使い分け戦う超ミュウミュウやベンチへのダメージをばら撒き好きなタイミングで6枚サイド取りを狙うドラバルトvmax強力なポケモンが勢ぞろいしています。

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新規カード黒馬バドレックスvmaxの技ダイガイストは自分場の超エネルギーの数×30+10でという形で与える事ができるため、序盤にデデンネクロバット終盤にはvmaxをワンパンする流れが王道になります。
特性めいかいのとびらによって、エネ加速でいきなり技を使用できるようにして、同時にドローを行い、ポケモンを倒すためのボスの指令を引き込むなど非常に相性がいいです。またツールスクラッパーなど1枚採用カードを引き込むこともできるため、環境に合わせて構築を変更できる柔軟さも持ち合わせています。

Cレギュレーションにはミュウミュウを筆頭に強力な超ポケモンが多いため、スタン落ちがあった場合戦力が下がることは必至ですが、単体でも十分強力な黒馬バドレックスにも注目があつまると予想されます。

しかし、新弾で発表されたとあるカードによって、その環境は大きく傾くことになるかもしれません。


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■どういったデッキが上位になったか(上位デッキ考察)

今回ベスト8出場者とデッキは以下の通りです。

●ベスト8
ダダリンvmax/Soyさん
ビクティニvmax+キュウコン/こうさん
白馬バドレックス/Hikaruさん
三神ザシアン/アンドリューさん

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●4位
カラマロネvmax/エリーさん

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●3位
三神ザシアン/うどんさん

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●準優勝
三神ザシアン/Ryoさん

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●優勝
インテレオンvmax+インテレオン/むかっくさん

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前回大会を制したむかっくさんが2連覇!!!!
40名規模の大会で2連覇は圧巻です!!!!

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今回三神ザシアンが10名中3名進出しました。
黒馬白馬の登場から時間が経過したことで、意識すべき相手の模索が落ち着き、それぞれの構築が固まってきた時期に差し掛かり、そこで安定感の高い三神ザシアンが多く出場したと思われます。


中でも気になるのはダダリンvmaxでしょうか。
ダダリンvmaxは自身に付いている草エネルギー×30点ダメージをバトル・ベンチ問わず好きなポケモン1体に与える技ブンブンチェーンを持っています。
今回はモクロー&アローラナッシーGX(以下モクナシ)ゴリランダーを組み合わせる構築になっています。
流れとしては、モクナシの技でゴリランダーを進化させ、ダダリンにとにかくエネをつけてブンブン!!です。凄くシンプル。

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理想展開を行うことができれば、後攻2ターン目には4エネでダイアンカーでバトル場に240点そして後攻3ターン目には7エネブンブンでバトルベンチ問わず210点を与える事が可能です。
ここで大事なのがザシアンvは草抵抗があるためダイアンカーでも210点、7エネブンブン210点はvポケモンのHPを10点足りない状況が生まれます。
このダメージを「倒しきれない」と取るか「いつでも倒せる状態」と取るかはプレイヤー次第になるため、評価が大きく分かれるポイントになるかなと思います。
(自分はガラルジグザグマで倒せると捉え後者寄りです)

今回の参加デッキにおける各カードの採用率はこのようになりました!

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ここで気になった部分をピックアップしてみようと思います。

・リセットスタンプ

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今回のリストの中で特に注目されるのはリセットスタンプの95%でしょうか。
相手の手札を、相手のサイドの枚数と同じにさせるグッズですが、ここで大きく採用率が上昇しました。
うらこうさくのジメレオンやインテレオン採用により、サポート権を使わずボスの指令などを持ってくるなど、ほぼすべてのカードにアクセスが可能になるため、それを防ぐためのカードとして活用できます。

自身の能力でカードを手札を増やせるオクタン黒馬バドレックスvmaxや1度の攻撃で4枚以上のサイドを得る連撃ウーラオスvmax・ドラパルトvmaxなどは、性質上効きにくいため強く立ち回ることが可能です。

マーシャドーの増加

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猛威を振るっているスタジアム頂への雪道(30%)の登場により、対抗策として特性リセットホールのマーシャドー(58%)混沌のうねり(40&)採用が増え、前回を上回り40%を超えています。
今回特にマーシャドーの採用が増えた要因として、黒馬バドレックス三神ザシアンの増加や、それに伴いデデンネクロバットの増加による、頂への雪道への対策として考えられます。

・クラッシュハンマーやうねりの扇の減少

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現環境では白馬・黒馬インテレオンvmax三神ザシアン、など基本エネルギーの加速手段を持ったデッキの勝率が高く、うらこうさくの流行によりメッソン・ジメレオン・インテレオンのラインを採用するとおおよそ10枠は使用するため、入れ込む枠が無いということが多く見受けられます。
また、カードプールの増加により、コインによって判定されるカードより優先すべきカードの登場も大きく影響していると思われます。
うねりの扇については、特殊エネルギーが登場するたびに注目されるカードになるため、早めに確保しておきたい1枚です。

■優勝デッキを見ての感想(デッキ考察)

今回優勝したデッキレシピはこちらです。

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優勝は『インテレオンvmax』デッキでした!

インテレオンvmaxの以下の2つの技を使い分けてに戦っていきます。
水 ハイドロスナイプ60点:相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、相手の手札にもどす。
水水無 ダイバレット160点:ベンチの相手のベンチポケモン1匹にも、60ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]

さまざまな構築が見いだされてきましたが、現在は特性クイックシューターのインテレオンとあわせた「ダブルインテレオン」と呼ばれる構築が主流のようです。

ダイバレットが非常に優秀で160点と丁度vmaxポケモンを2回で倒しきることができる打点に加えて、ベンチにも60点で次のvポケモンを気絶圏内に持ち込むことが可能です。
ベンチへのダメージを防ぐベンチバリアミュウについては、クイックシューターで対応します。

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元々強力だった本デッキですが、メロンの登場によりダイバレットの使用ターンが短縮され、さらに強力なデッキに成り上りました。
都合よくメロン引ける?とお思いかとおもいますが、そこで光るのがジメレオンの存在です。

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このポケモンも特性うらこうさくを持っているため、2ターン目にはほしいトレーナーズを引き込むことができます。
そのため、序盤に必要な各種ボールメロン、中盤での博士の研究マリィ、終盤ではボスの指令リセットスタンプなど、どのカードにも化ける事ができます。
さらに自身がしんかのおこうを持ってくることができるため、メッソンが並んでいたら、連鎖して進化が可能です。

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現実的に4体並ぶことは稀ですが、3体並べる事でクイックシューターによって20点×3の60点を毎ターンばら撒くことができ、サイドを一気に取得するプランが非常に強力です。

ダブルインテレオンの強みとなるポイントをまとめてみました。

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技1回でvポケモンをワンパンすることが難しいことが課題でしたが、クイックシューターによって最大4回で240点まで火力を押し上げることができるため、相手が使用するポケモンを見極めていく必要があります。

もはやできないことはない最強のデッキに見えるデッキですが、このデッキの最大の懸念点としては「難度が高い」という点です。
うらこうさくばら撒きなど他のデッキに比べ「選択する回数」が非常に多いので、プレイミスが起こりやすいです。
デッキから持ってくるカードを1回間違えたり、ダメージを乗せるベンチポケモンを1回間違えたりすると、その1回のミスが命取りとなる非常に繊細なデッキになっています。
サーチしようとしたがサイドに埋まっていた。となると、取返しが付かない状況に追い込まれます。

大会で勝ち進むためにはどのデッキにも当てはまる事ですが「どうやったら勝つことができるか」をしっかり見据え「今どうしたらよいか」を明確する事が非常に重要です。

プレイヤースキルを磨くためにはもってこいのデッキといえるかと思います。

今回優勝したむかっくさんのマッチングは以下の通りです。

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驚異の三神ザシアン4連戦
予選ではカラマネロvmaxに0-6で敗北してしまっていますが、そのほかは4枚以上取らせることなく勝利しています。
インテレオンvmaxはハイドロスナイプのエネルギー戻しなど、三神ザシアンに有利とされており、三神ザシアンに勝っているところを見ると、「三神ザシアンに勝ちたい人はダブルインテレオンを使おう!」と言っていいかと思います。

次弾のイーブイヒーローズが発売されると”とある雷”が、どう環境に変化をもたらすか楽しみです!

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45名の頂点に立ったむかっくさんデッキを参考に今後の構築など参考にしてみてください!
大会決勝の様子はこちらにありますので、参考にしてみてください!

【ポケカ】第13回沖ポケ杯 決勝 インテレオンvmaxvs三神ザシアン
左 インテレオンvmax/むかっく選手
右 三神ザシアン/Ryo選手

■ちょこっと裏話

考察についてはここまでです。
ここからは運営の私が開催してみての感想や反省だったりを書いていこうと思います。

今回はオリパ屋さんが2店舗出店いただき、あらためてありがとうございました!!!
心配になるほど還元率が高いオリパを作ってくださり、皆様に喜んでいただけたようで、ほんと頭があがりません…!!
※余ったら購入しようと思っていましたが、案の定余る事はありませんでした\(^o^)/

オリパの販売については、次回2店舗は難しいですが、沖ポケ杯のコンテンツとして継続できるよう、調整を行ってまいりますので、どうぞよろしくお願いします!!!!

【お詫び】
ここ最近投稿までの時間が遅くなってしまいすみません。
採用率の集計など、1回の投稿にかかる作業量が多くなってきているので、もし手伝えるよ!という方いましたら、お声かけ頂けると嬉しいです;;

■次回予告

次回は5月22日㈯に那覇マンガ倉庫にて行われます!
summerの開催も残りも数えるほどになってきました。
最後に権利を獲得するのは誰になるのでしょうか!!
皆さんのご参加お待ちしています!!!!

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これからも今後大会後に、振り返りの記事を書いていきますので、
・こういう内容を盛り込んで欲しい!
・こういうコーナーがあると嬉しい!
などご意見あれば、twitterになどに#沖ポケ杯公式ブログ のタグをつけて、ツイートしていただけると幸いです!


それではまたお会いしましょう!!
よいポケカライフを…!

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