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言葉で、キミを救いたい~永遠であるモノ~【エッセイ】【小説】

ボクは蒼色が好きです。
永遠を感じるから……
海は蒼い、空も蒼い。
どこまでも深く……どこまでも高く……
ズンズンと進んで行くと、些細な不安が和らぎます。

永遠ってあると思いますか?
普段生活をしていると永遠はないと感じるコトの方が多いです。
ボクは、変わらないコトを望む一方で、
どこか変わらなくてはいけないコトがあるような気がしています。
夏のムァっとした空気と匂い。
キミと夜空の花火を観ていると何だか無性に切なくなるのです。
ぱっと咲いて、さっと散る。
それは、まるでキミの様……
そうして幾千の夏夜をぬけて次第にボク達は消えて行く。
花火のように一人づつ大切な人達が消えて行って……
そう想ってしまうのです。
だからと言って、命が永遠であればいいなんては思いません。
散るからこそ、出来るコトや想うコトがあるのだと思います。
だから、出し惜しみなんてせずに伝えたいコト……
時間の許す限りキミへ伝えたいと想うんだ。
ボクの言葉を聴いてくれますか?

そしていつか散って、生まれ変わって、また生まれ変わって……
色んな人になるコトを楽しめばいいんです。
秘密の暗号のコト覚えていますか?
二人が忘れないでいられれば、きっとすぐに見つかると思います。

ボクは、キミを言葉で救いたい。
これは、キミとの約束だから……
でも、本当に救われたいのは、ボク自身かもしれません……。
また、書きます。

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