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【D&D】VRTPRGと他オンセ・オフセ卓との比較
※この記事はVRTRPGの想いを発信する【VRTRPG Advent Calendar 2024】用の記事です。
⚠️注意⚠️
本記事の『VRTRPG』について
ひとえにVRTRPGと言っても様々なものが存在するが、ここではVRChatのTRPGコミュニティ『CatsUdon工房』様のCatsUdonシステムを比較対象とさせていただく。
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—2022年5月31日、私が生まれて初めてプレイしたダンジョンズアンドドラゴンズ(以下D&D)のセッションは、VRChatという仮想空間で行われた。
私は今もD&Dをプレイする時は基本的に『VRChat』という仮想空間でセッションをしている。
しかし今年はココフォリアやユドナリウム等、オンラインセッションツールを用いた他のオンラインセッションや、近所のオフラインセッションにも参加する機会があったので、個人的な目線ではあるがそれぞれのセッションを比較しようという考えに至った。
またVR、オンライン、オフラインの違い以外にもボイスセッション(※以下ボイセ)とテキストセッション(※以下テキセ)の違いにも少し触れていきたい。
この記事が今後D&Dを新たなセッション方法でプレイしようと考えている新しい冒険者の参考になれば幸いである。
1.プレイするための準備
▼VRセッション:基本的に全てボイセ
キャラクターアバター ※サンプルでも可
PCとマイク(デスクトップモードの場合)
PCとQuest3などのHMD(VRモードの場合)※HMD単体でも可
▼他オンラインセッション:テキセとボイセがある
キャラクターイラスト
PC(テキセの場合)
PCとマイク(ボイセの場合)
▼オフラインセッション:リアルなので当然ボイセ
キャラクターミニチュア
ダイス各種
印刷したキャラクターシート(スマホで確認も可)
会場までの交通費、参加費
2.遊ぶ時のメリット
▼VRセッション(基本的にVRモードの話)
![](https://assets.st-note.com/img/1734449388-HvwamnMosVg8L6GOBpXZclhS.png?width=1200)
〇オンラインなので離れている人と一緒にプレイすることができる。
〇声の距離感がリアルな上、手ぶり身ぶりで表現できるのでオフラインセッションと同じ感覚でプレイヤーと遊ぶことができる。
〇VRChatでキャラクター毎にアバターを選んだり、セッション用に改変する楽しさがある。
〇実際に町やダンジョンを踏みしめられるので本当に冒険している感覚で遊ぶことができる。
〇実際に目の前に壁や障害物があるので遮蔽の感覚がつかみやすい。
〇システムにあるオブジェクトやエフェクトのアセットをいつでも自由に出したり消したり大きさを変えたりできるので色んな場面で融通が利く。
〇VRChatではイベント終了時に集合写真を撮る文化があるので、思い出を他のシステムよりも残す機会が多い。
〇自宅からの参加なので終了時間の束縛があまりない。(とは言え深夜までのセッションが多いので一概には言えない)
〇ダイスの出目を勝手に計算してくれるので楽。
〇場面ごとに音楽を設定してより場面ごとの雰囲気を味わえる。
〇動画や配信で残すことで後日リプレイの確認ができる。
〇プレイヤーが回線不良で落ちたり固まったりした場合、実際にアバターが動かなくなったり消えたりするのでプレイヤーの状況変化に気付きやすい。
▼他オンラインセッション
![](https://assets.st-note.com/img/1734449624-hmbysKjRwMv3n9X8cOWT0UQ1.jpg?width=1200)
〇オンラインなので離れている人と一緒にプレイすることができる。
〇キャラクターごとのリソース管理が楽。
〇タブごとにメインや雑談など分けられており、過去の情報確認が楽。
〇グリッドが俯瞰で見やすい為、クリーチャーの大きさや呪文の範囲が一目で分かる。
〇場面描写やアイテム、呪文の詳細、キャラクターの台詞や呪文の詠唱等によるロールプレイがテキストなので視覚的に分かりやすい。
〇自宅からの参加なので終了時間の束縛があまりない。(とは言え(略
〇ダイスの出目を勝手に計算してくれるので楽。
〇場面ごとに音楽を設定してより場面ごとの雰囲気を味わえる。
〇セッションのログを保存してもらえれば後日テキストベースで確認できる。
〇動画や配信で残すことで後日リプレイの確認ができる。
▼オフラインセッション
![](https://assets.st-note.com/img/1734449477-1eISwJN7VxmKLl2UbWaOAtkF.jpg?width=1200)
〇対面でプレイするのでプレイヤーとのコミュニケーションが非常に楽。
〇物理的にダイスを振る感覚が楽しい。
〇ダイスやミニチュアの種類が豊富で、他人のダイスを見る楽しみがある。
〇ダイスの出目を計算する必要があるので暗算力が鍛えられる。
〇ミニチュアのコマによってクリーチャーの大きさが一目で分かる。
〇参加者に古からの有識者が多い。※個人的な感想
〇HNとは言え、対面での出会いがある。
〇ブログ等でリプレイを残す文化が根付いている。
〇物理的に起こせるのでプレイヤーが寝ても卓が流れない。
3.遊ぶ時のデメリット
▼VRセッション(基本的にVRモードの話)
〇初期投資が高い。※2024年12月現在、Quest2で24,800円
〇VRモードに慣れていない場合はVR酔いが発生することがある。
〇HMDの充電が不十分な場合セッション終了までバッテリーが持たず途中でデスクトップモードに切り替える必要がある。
〇シナリオ演出含め細かい描写やアイテム等の説明は基本的に全て口頭で説明することが多いので他のオフセのようにその場での確認が難しい。
〇クリーチャーの大きさが一目で分かりにくい。
〇呪文の範囲が広いと確認に手間がかかる。
〇VRChatというゲーム内で実施していることもあり、他のオンセ以上に環境に左右される。※VRChat側のアクセスが悪い等
〇AndroidやQuest単体プレイヤーからはグリッドが見えないので、戦闘場面で別の対応が必要となる。(PCVRであれば問題ない)
〇寝落ちした人がいた場合、最悪卓が流れることがある。
▼他オンラインセッション
〇様々な情報がテキストで見える分、一度入力した台詞や情報を訂正しずらい。
〇基本的に俯瞰でフィールドを見ているので遮蔽の感覚がつかみにくい。
〇テキセの場合、DMや他のプレイヤーが入力するのを待つ時間が必要なため比較的セッション時間が長くなる。
〇テキセの場合、文字を打つタイピングの早さでロールプレイのタイミングが前後する。
〇回線不良で落ちてしまっても、その人が話す手番になるまで気づかないことが多い。
〇寝落ちした人がいた場合、最悪卓が流れることがある。
▼オフラインセッション
〇セッション会場まで行く必要があり、遠方だと金銭面の問題が出てくる。
〇交通機関の時間等を考慮するとセッションの終わる時間が関係してくる。
〇会場やイベントによっては参加費がかかる。
〇ダイスの出目は自動で計算してくれない。(ベテランの人が一瞬で計算してくれることがあるのである意味自動かも
〇アナログでやる分準備が多く、場合によってはルルブ(結構重い)を持って行かなければならないので荷物がかさばる。
4.まとめ
以上、分かる範囲で書いたが、実際まだ気付いていない部分も書き忘れていることもあるように思う。
何にせよ個人的には色んなD&Dセッションに参加したことで、それぞれの楽しみ方を知る事に繋がり、D&Dというゲームそのものの遊び方や楽しみ方が広がった。
最後に宣伝になるが、VRD&D専用のDiscordサーバー『火蜥蜴の宿』を最近設立したので、興味のある方は是非参加していただきたい。
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Discordサーバー:
次回「【火蜥蜴の宿】VRD&D専用サーバーを作ろう」