【002】カニの名は?!~目指せかにクン?!子供への向き合い方~
■さかなクンの本から思うこと
〇次男はかたちが好き
ASDの子の傾向として、「図形・かたちがすき」「図鑑がすき」というような特徴があるようです。
次男も、ひらがなやカタカナといった文字が好きです。型はめのおもちゃやパズルも好きで難易度高めのパズルや日本地図パズルもしています。
療育(発達支援)の先生には曖昧なことが苦手だから、ぴたっとはまるパズルはすごく安心感がある、と教えていただきました。
次男は最近はみずべの生き物が好きで、その中でもカニが一番すきなのです。
〇カニの名「ヤマヨシ」
「やまよし」さんは関西にあるカニ屋さんの名前です。店舗に大きなカニがついているので、前を通るとこどもは大喜び。
カニのフィギアをが沢山入っているものを買ったら、大きなカニが一番気に入ったようです。
勝手に「ヤマヨシ」と名前を付けました笑。
〇親の下ごころ
みずべの生き物が好きだから、さかなクンのように一点突出型の天才になってくれないかな?!とか親としては期待してしまうものですね・・。
(さかなクンは、イラストもお上手だし、楽器もできるし一点突出型は失礼ですかね。努力の塊です。)
実際、私は「”かにクン”にならないか??」と次男に言いました。次男はそんな話は耳にも入っていない様子でしたが。
〇さかなクンのお母さん
さかなクンのお母さんは、さかなクンが「タコを食べたい」と言ったら毎日タコ料理を出し、「タコを飼いたい」と言ったら複数の水槽を買い与えて畳の床がぬけても気にされなかったそうです。
児童書ですが、自分はさかなクンのお母さんのようになれるのか?と考えさせられたさかなクンの本。
「吹奏楽部」を「水槽学部」だと思って入部してしまったエピソードなど、さかなクンのおちゃめなお魚好き話が満載でとても読みやすいです。
こどもの特性など関係なく、親として、さかなクンのお母さんのように、こどもの力を全力で信じてフォローしてあげられるのが理想ですよね。
今のさかなクンはお母さんはじめ、周りの人の理解があって出来上がったものなんだと思います。
■親としてできること
〇長男の興味
カニ好き次男の一方、定型発達児・長男は最近「パンとお菓子作り」に興味があるようです。
急に作りたい!と言い出したのですが、もともと私がパン・お菓子を作るのが好きなので道具はすでに大量にある・・・。でもここでわたしの「めんどくさい」気持ちがもくもくと出てきます・・・。
でもここで興味を削いでしまったら、もう興味をもたないかもしれない・・・とホットケーキミックスでクッキーを作ることに。
あとはとりいそぎ単発のパン教室を予約しました。
〇親にできる数少ないこと
わたしは親にできることってあまりなくて、「あなたのことが大切だ」と伝え続けることと「環境を整えてあげる」ことに尽きるのでは・・・と思っています。
でもまぁ環境を整えるのが一番難しいですね・・。
わたしはフルタイムで働いているので、まぁあ~家の中もくちゃくちゃになっていたり、「毎日●●の声掛けしよう」と思っていても、気づいたら3日経っているなんてことはザラにあります・・。
その上で、障害児の親の私に求められることって、いい意味での「あきらめ」じゃないかと思うのです。
考え方に賛否両論、ご意見があるのはもちろん承知していますが、「親の本心は置いておいて、こどもの特性を個性と考えてレベルをその子に合わせる」というのはこどものためにも親のためにも大事だと日々思います。
かにクンになるかパン屋さんになるか、何が得意なこと・好きなことが見つかるか、わかりませんが、長男・次男ともにこどもの「やりたい!」という気持ちを見逃さず、フォローしていこうと思います。
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